スコッチウィスキーのモンキーショルダーは肩の部分に3匹の猿の装飾があしらわれたボトルが印象的で、特に4500ml入りはゴリラボトルと呼ばれています。5通りの飲み方を試してみて、強めの甘さが印象的な、どの飲み方でもうまいウィスキーでした。
3つの蒸留所の原酒だけでつくられた「トリプルモルトウィスキー」
モンキーショルダーはウイリアム・グラント&サンズ社が製造・販売しているスコッチウィスキーです。
同じ会社で製造しているグレンフィディックが発売開始されたのが1963年であることを考えると、2005年になって世に出たモンキーショルダーはまだまだ歴史の浅いウィスキーです。しかしこの15年程度の歴史の中で「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)2015」、「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SWSC)2013」、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2013」等々、数多くの賞が授与されており、世界中のウイスキーファンから高い評価を受けています。
ウィスキーは通常ではモルトウィスキーとグレーンウィスキーをブレンドしてつくりますが、モンキーショルダーはウイリアム・グラント&サンズ社が所有する「グレンフィディック」「バルヴェニー」「キニンヴィー」の3蒸留所のモルト原酒のみをブレンドしています。
一つの蒸留所のモルトのみでつくられたウィスキーをシングルモルトウィスキーと呼びますが、モンキーショルダーは「トリプルモルトウィスキー」ということになります。
蒸留所職人の職業病に由来した名前
モンキーショルダーという一度聞いたら絶対に忘れない名前は蒸留所の職人たちの職業病である肩の痛みに由来しています。
ウィスキーの製造工程はたっぷり水を吸わせた大麦を床一杯に広げ、空気に触れさせて発芽させることから始まります。順調に発芽させるためには大麦を数時間おきにシャベルで攪拌させなければならないのですが、水たっぷりと吸った大麦は大変に重く、この作業は相当な重労働になります。肩を壊してしまう職人が続出することになり、「まるで肩に猿でも乗っているようだ。」ということで、この痛みをモンキーショルダーと呼ぶようになったといいます。
ブランド名としてのモンキーショルダーはこうした交流所の職人たちの労力に敬意を表して名づけられたもので、3つの蒸留所の職人たちがつくりだしたウィスキーということでボトルの肩の部分に3匹の猿の装飾があしらわれています。
ちなみに4500ml入りの大型ボトルのあるようで、こちらは「ゴリラボトル」と呼ばれています。
(PR)シングルモルトに似たフルーティーな味と香り
ストレート
やや赤みを帯びた琥珀色が印象的です。モルト原酒だけでつくられているせいなのか、まるでシロップを思わせるようなトロリとした強めの甘さで、ほんのりとしたスモーキーさがありました。しっとりとした口当たりとまろやかな後味で、ストレートでも大変に飲みやすいウィスキーです。
ロック
いい感じのしっとりとした甘さで、全体的に柔らかな味わいになりました。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は箱根の森の天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
シルクのような柔らかく滑らかな口当たりで、ほんわかとした甘さです。ほんのりとした香ばしさも感じられました。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)
口当たりはサラサラですっきりとした甘さで、少々ほろ苦さがありました。
ハイボール
某元グルメタレントのCMで有名なソーダストリームを使用して作った完全に私好みの炭酸水を使用します。
甘み・酸味・苦みのバランスがとれており、シャープでシャキーンとした味わいで、喉越しの良さが素敵でした。
どの飲み方でもうまいウィスキーだった
これまで飲んできたどのウィスキーとも違う強めの甘さが印象に残りました。どんな飲み方でも美味く、チョコレートがピッタリ合うと思います。
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★未成年の飲酒は法律で禁じられています。飲過ぎには十分に注意しましょう
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◆シングルモルトウィスキーのグレンフィディック
◆シングルモルトウィスキーのグレンリベット
◆なかなか珍しいブレンデッドグレーンウィスキー