困ったときこそ酒と神様

ようやくたどり着いた、ストレスフリーで酒やうどんを楽しめる日々。これこそがご利益だったのかもしれません。

〖青〗セッションは分厚く腰の強い味わいだった

ニッカウィスキーのセッションは国内産のモルトとスコットランド産のモルトを混ぜ合わせてつくられたもので、青いボトルに青いラベルというウィスキーとはとても思えない外観により酒売り場の棚に全くの別世界ができていました。アルコール度数が43度と高いこともあり、全体的に分厚く腰の強い味わいでした。

酒売り場の棚から引力を感じた

セッションは2020年9月29日に発売開始となったニッカウィスキーの新商品です。国内産のモルトとスコットランド産のモルトを混ぜ合わせてつくられたもので、サントリーの「碧Ao」と同様のスコッチでもジャパニーズでもない「ワールドウィスキー」です。

セッションの青いボトル

青いボトルにやはり青をベースとしたラベルというデザインはこれまで見たことのないもので、酒売り場の棚で茶色や透明のボトルが大半を占める既存の商品の中に並べられると、その一角だけ別世界のようになってとにかく目立ちます。何やら引力のようなものを感じてしまい、税込みで4000円を超える高めの価格設定にも関わらずその場で購入してしまいました。

ちなみにモルトウィスキーとグレーンウィスキーを混ぜ合わせる「ブレンド」に対してモルトウィスキー同士を混ぜ合わせることを「バッティング」と呼ぶため、セッションは「バッテドウィスキー」ということになります。

深刻な原酒不足が背景にあった

サントリーの碧、ニッカのセッションと、このところ国産原酒と輸入原酒を混ぜたワールドウィスキーのニュースが続いています。「新しいウィスキー」「固定観念を捨てる」「自由なスタイル」「継承と革新」等々様々な謳い文句が並べられていますが、どうやらその根っこには数年前から話題になっている国産ウィスキーの深刻な原酒不足があるようです。

国内のウィスキー販売量は2007年にピーク時の6分の1になるほど減少傾向が続いたため原酒の生産量もそれに合わせて絞られてきましたが、ハイボール人気や朝ドラ「マッサン」の影響によるブーム、また国際的な評価の高まりによってウィスキー需要は一転して急上昇しました。しかし製造工程の中で「貯蔵・熟成」という段階を経なければならないウィスキーは材料を仕込んでから製品となるまで大変に時間がかかり、販売量が増えたからと言ってすぐに増産できるものではありません。そのため不足した分の原酒は輸入物で補おうというのが本音のようです。

セッションでは国内の余市、宮城峡のモルトに加えニッカが所有しているベン・ネヴィス蒸溜所のモルト、その他スコッチ蒸溜所がモルトもバッティングされています。

まるで本物のようなデザインとは裏腹に、神戸フランツのプレミアムチョコレートのみを使用した本格派です。

ストレート

セッションのストレート

口の中で香りが膨らみます。分厚く濃厚で強靭な味わいで、かなり強めのグレンフィディックという印象です。

ロック

セッションのロック

トロリとした口当たりとなり、ストレートで感じられなかったスモーキーさが出現しました。とげとげしさが消え、甘さを感じることができます。

水割り

次いで水で割ります。

セッションとのるるんWater

合わせる水は東急電鉄の公式グッズで、山梨県甲州市で採水された天然水である「のるるんWater」です。

トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)

セッションのトワイスアップ

当初に比べ嘘のように柔らかくなりましたが、依然としてしっかりとした腰の強さがあります。甘さとほろ苦さが両立しています。

ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)

セッションのハーフロック

甘さが消えてその分だけスモーキーさが引き立っています。サラサラしていますが腰の強さは相当なものがありました。

ハイボール

某元グルメタレントのCMで有名なソーダストリームを使用して作った私好みの炭酸水を使用しました。

セッションのハイボール

炭酸の甘み・酸味がウィスキーが持つ様々な味わいと中和し、ほろ苦さが引き立つ結果となりました。

全体的に分厚く腰が強い

アルコール度数が43度と高いこともあり、セッションは全体的に分厚く腰の強い味わいでした。ジャパニーズでもスコッチでもない誠に微妙なウィスキーですが、味は悪くないと思います。

原酒不足はまだまだ続くことが予想されており、安定供給できるような状況まではまだ数年かかるようです。それまではそういう形で乗り切っていくしかないようです。

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★未成年の飲酒は法律で禁じられています。飲過ぎには十分に注意しましょう

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