川越氷川神社は1500年近い歴史があり、毎日20体限定で領付される「縁結び玉」や7月から9月にかけて開催される縁結び風鈴等々、縁結びのご利益で知られています。御朱印は素朴でシンプルな書体です。
川越氷川神社の御朱印
御朱印所
御朱印は社殿向かい側にある授与所でいただけます。
初穂料500円
御朱印帳
川越氷川神社ではカラフルなオリジナル御朱印帳も扱っています。
価格1500円
御朱印
御朱印は全て書置き対応でした。素朴でシンプルな書体の御朱印です。
過去に頂いた御朱印
平成30年5月1日付です。コロナ前だったので直書きでした。
川越氷川神社の歴史
川越氷川神社の創建は今から約1500年前の541年とされています。入間川で夜な夜な光るものがあり、これを氷川伸の霊光と考え氷川神社を勧請したと伝えられています。
室町時代に川越城が築城されましたが、ちょうど城の御門の方角に鎮座していたことから、場内・城下の守護神として崇敬されました。
川越は江戸から30キロ圏内で、入間川で直結しており、江戸の北の護り及び物資の供給地として重要視され、川越城主には常に有力大名が配置されています。川越氷川神社は歴代藩主の崇敬を受け、酒井忠勝、堀田正盛、松平斉典らにより社殿を造営されてきました。
有名な「縁結び玉」と「縁結び風鈴」
縁結びのご利益
川越氷川神社に祀られているのは素盞鳴尊、脚摩乳命、手摩乳命、奇稲田姫命、大己貴命の五柱で、脚摩乳命と手摩乳命の間に産まれたのが奇稲田姫命で、素盞鳴尊と奇稲田姫命の間に産まれたのが大己貴命という関係です。つまり五神は一つの家族であり2組の夫婦とその子という関係であるため、川越氷川神社は「縁結び、夫婦円満、家庭円満」のご利益があるとされています。
縁結び玉
川越氷川神社には「境内の玉砂利を持ち帰り、大切にすると良縁に恵まれる」という言い伝えがあり、そこから誕生したものが「縁結び玉」です。
本殿前の白い玉砂利を巫女が麻の網に包み、神職がお祓いしたものですが、毎朝8時より限定20体頒布されています。TVやSNSで有名になったために大変な人気で、平日なら7時、休日やクリスマス前などは5時頃に行かないともらえないそうです。
ご利益により良縁に恵まれた場合、相手の人と2人で来て石を返すと水引のお守りを授与されるということで、アフターフォローも万全です。川越神社で挙式をしたカップルの約半数が縁結び玉所持者だったという話もあります。
縁結び風鈴
毎年7月上旬から9月上旬にかけて開催される祭りで、期間中の境内には2,000個以上の江戸風鈴が飾られ、願いごとを書いた短冊を掛けることができます。
カラフルな風鈴が吊り下げられた「風鈴回廊」、本殿の裏手にある「風鈴小路」は夜になるとライトアップされ、境内を流れる小川にほのかな光を灯して天の川に見立てるなどの演出により、幻想的な光景を楽しむことができます。(2023年の縁結び風鈴は7月1日からで、私がお参りしたこの日は前日であったのでまだ準備中の状態でした。)
アクセス
交通
西武新宿線本川越駅徒歩約24分
若干距離はありますがバスなどに乗らず歩くことをおすすめします。
蔵造りの街並みや時の鐘など、「これぞ川越」というような景観を満喫できます。
地図
川越氷川神社の境内
境内図
大鳥居
高さ15mで木製の鳥居としては日本一の高さです。
扁額の文字は勝海舟の筆によるものです。
一の鳥居
鎮守の森
うっそうとした森の中にを小川が流れ、ご神水、戌岩、水神社等が集まっています。
ご神水
戌岩
鼻先を神前に向けた犬に似ていることから戌岩と呼ばれています。
水神社
拝殿
正面に貼られた「疫病鎮静」という書が印象に残りました。
本殿
江戸時代後期に川越城主松平斉典の寄進で建立されました。
江戸彫とよばれる関東特有の精緻な彫刻が全面に施されています。
絵馬トンネル
御神木
樹齢600年を超えるケヤキですが、2011年9月の台風12号の暴風により幹先10mの所で倒壊しました。
神楽殿
境内社
護国神社
西南戦争以降の川越出身の戦没者を祀っています。
八坂神社
1637年に江戸城内東照宮として建立されましたが、1656年三芳野神社外宮として移築され、明治5年に現在地に移築され八坂神社社殿となりました。
柿本人麻呂神社
歌人であり学問の面でも優れていた柿本人麻呂を祀る全国でも珍しい神社です。
その他摂社末社
川越氷川神社の境内には上記以外に21社の摂社末社が置かれています。
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