神戸の生田神社では2種類の直書き御朱印の他、月替わりで数多くの特別御朱印も頂けます。神戸市民の心のよりどころとなるような神社で、縁結びのご利益で有名です。
御朱印は直書き
神戸の生田神社は数多くの御朱印が頂けることで有名な神社で、東京に住む私も以前からその存在を知っていました。
御朱印所
生田神社の御朱印は社殿向かって左手にある社務所で頂けます。
こちらでは生田神社と神戸七福神の弁財天の御朱印を頂けます。直書き・書置き共に対応してもらえます。
生田神社ではその他に月替わりで数多くの特別御朱印も頂けます。
受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円~1000円
御朱印
今回は生田神社の御朱印のみ直書きで頂きました。
オリジナル御朱印帳
生田神社では数多くの種類の御朱印帳の他、御朱印帳の手提げ袋まで扱っています。御朱印帳のサイズは大小ともにあり、紙質は良好でした。
価格 1500円~3000円
生田神社の由緒とご利益
生田神社は三宮の中心部に鎮座しており、三宮中央通りにある一之鳥居まで延びる参道は東海道本線の線路をくぐって街の中央を南北に貫いています。租税や課役を神社に納めたり神に奉仕したりする住戸を一般的に神戸(じんこ、かんべ)といいますが、平安時代に生田神社の社領にあった神戸(かんべ)が後に地名となり、近代になって神戸(こうべ)と呼ばれるようになりました。
まさに神戸を代表する神社であり、神戸市民の心のよりどころとなるような存在と言ってもいいと思います。
社伝によれば生田神社の創建は201年で、皇后が乗った船が神戸港で進まなくなり、その際に稚日女尊を生田の地に祀るようお告げがあったことがきっかけだったとされています。もともとは現在の新神戸駅の奥にある山に祀られていましたが、799年の大洪水で山が崩れる恐れがあったことから現在の地に移されました。
1938年の大水害、1945年の大空襲、1995年の大震災と何度も災害に遭っていますが、その都度再建されています。祀られている稚日女尊は織物の神様で糸と糸を織りなすという意味があり、そこから転じて人と人をつなぐ「縁」を結ぶ神と崇められています。
アクセス
交通
JR三ノ宮駅、私鉄各線三宮駅より徒歩約10分
山陽新幹線新神戸駅より徒歩約20分
地図
関西の寺社
倒壊と再生を繰り返してきた境内
一之鳥居
生田神社の延長約400メートルの参道は「いくたロード(生田筋)」と呼ばれており、地下鉄が通る三宮中央通りとの交差点に面して一之鳥居があります。
二之鳥居
神社の正面にはもともと石鳥居が建てられていましたが1995年の震災で倒壊してしまい、そのため伊勢神宮内宮本宮の棟持柱として使われていたヒノキ材を譲り受け、「復興のシンボル」として再生しました。しかし震災から20年が経過して黒ずみなど老朽化が目立つようになったため、伊勢神宮から再び部材の譲り受けて2015年に建替えられたものが現在の鳥居です。
ちなみに内宮本宮の棟持柱は式年遷宮の後は宇治橋の鳥居となり、その後は三重県亀山市の「関宿の追分」の鳥居となることまでは決まっています。したがって生田神社の鳥居は亀山から運ばれてきたものと思われます。
三之鳥居
手水舎
何と生花が活けられていました。
楼門
新緑に朱色が映えています。
拝殿
神社の創建から現在まで倒壊と再生を繰り返しており、阪神淡路大震災の際にもわずか1年半後に異例の速さで再建されました。
そのような経緯から「蘇りの社」としても信仰を集めています。
本殿
御神木
神戸大空襲で焼けてしまいましたが、力強く再生しています。
震災復興記念碑
阪神淡路大震災よりの生田神社復興を記念して2000年に建立されたもので、震災で被害を受けた時と再建された時に宮司が詠んだ歌が2首刻まれています。単なる記念碑ではなく、碑の後方に池の水を利用できる防水ポン プを備え付けられています。
生田の森
境内の鎮守の森は「生田の森」として親しまれています。枕草子を始めとする数多くの書物で取り上げられ、源平の「一之谷の合戦」の際は平家が陣を構えた場所として知られています。
現在は閉鎖中です。
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