大阪の住吉大社では品格を感じさせる直書き御朱印を頂けます。本殿は国宝で、四棟並ぶ本宮の姿は息を飲むほどのド迫力でした。※2017年12月23日作成 2024年6月5日改定。
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品格を感じる直書き御朱印
御朱印所
御朱印は第三本宮脇にある授与所の隣で受け付けて扱っています。
こちらでは通常御朱印に加え、月ごとの限定御朱印も頂けます。通常御朱印のみ直書きのようです。
受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円~1000円
御朱印
今回は通常御朱印のみ頂きました。グレードの高い神社特有の、シンプルでありながら品格を感じさせられる直書き御朱印です。
過去に頂いた御朱印
2017年(平成29年)12月21日にお参りした際は全10種類の御朱印を頂くことができました。
住吉大社
住吉大社(神光照梅)
神光照梅は住吉大社を意味します
大海神社
船玉神社
若宮八幡宮
侍者社
種貸社
楠珺社
浅沢社
大歳社
オリジナル御朱印帳
住吉大社では4種類のカラフルな御朱印帳を扱っています。全て大型サイズで紙質は良好です。
価格 2000円~3000円
「すみよっさん」の由緒
住吉大社は大阪人からは「すみよっさん」として親しまれている神社であり、大阪で初詣といえば「すみよっさん」しか考えられないというような神社なのだそうです。社伝によると応神天皇の母である神功皇后が九州を平定して朝鮮半島にも進出し、凱旋後の211年に住吉大神を祀ったことが住吉大社の起源とされています。そして後に自身も祭神として祀られました。
平安時代には貴族階級から、鎌倉時代以降は武家からの崇敬を受けるようになります。1606年から翌年にかけて豊臣秀頼により境内が整備され、この時の建造物のうち反橋石桁・南門・東西楽所・石舞台は現在も残されています。1810年には現在の本宮本殿が造営されました。
アクセスは路面電車が便利
交通
南海線住吉大社駅徒歩約3分
阪堺線住吉鳥居駅徒歩約1分
神社の真ん前を阪堺線が通っています。路面電車区間と専用軌道区間が次々と出現する、乗っていて楽しくなる電車でした。
地図
国宝建築物
境内の見どころ
社号標
大鳥居
境内案内図
反橋
現在の橋は1981年に架けられたものですが、石の橋脚は江戸時代以前のもので、豊臣秀頼もしくは淀君が奉納したものとされています。
反橋は渡るだけでお祓いになるとの信仰もあります。意外な程傾斜が急であるので、足を滑らせないよう注意が必要です。
誕生石
源頼朝の寵愛を受けた丹後局がここで出産した場所と伝えられ、その子が薩摩藩「島津氏」の始祖・島津忠久であることから、島津氏発祥の地とされています。
五所御前
元々は祭神来臨の神事を行う場所であったとされています。
石の玉垣のなかにある砂利には「五・大・力」と書かれた小石が混ざっています。これを集めてお守りにすると心願成就のご利益があるとのことです。
お守り袋は授与所で扱っています。ちなみに五大力とは体力・知力・財力・福力・寿力を意味します。
石舞台(重要文化財)
豊臣秀頼によって奉納され、日本三舞台(住吉大社・厳島神社・四天王寺)のひとつとされています。
角鳥居
四角柱による鳥居は大変に珍しいものです。
北高蔵・南高蔵(重要文化財)
第一本宮の裏手にあり、1607年に造営されたもので、現在は祭具収蔵庫として使用されています。
四棟並ぶ本宮は息を飲むほどのド迫力
角鳥居をくぐって中に入ると目の前に本宮が目の前に出現します。
桧皮葺屋根で直線と曲線が入り混じった重厚な社殿が4棟並んでいます。4棟全て1810年に建てられました。
第一本宮
第二本宮
第三・第四本宮
第一~第三本宮に住吉大神が各一柱ずつ祀られ、第四本宮に神功皇后が祀られています。前面に渡殿と幣殿、背面に本殿という構造は共通しています。
住吉造の本殿は国宝
それぞれの本宮は前面から渡殿・幣殿・本殿とつながっており、本殿は住吉造と言われる日本の神社建築の最古の様式の一つです。4棟とも渡殿・幣殿は重要文化財、本殿は国宝に指定されています。これだけの建物が並んでいる光景は壮観で、神社建築を見慣れている私でも息をのむほどの迫力がありました。
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