川越八幡宮では「輝」と記した2枚ものの花手水御朱印を頂けます。縁結びの他に健脚祈願という意外すぎるご利益が知られており、足腰健康御守が人気です。八幡宮の御使い・御神鳥として鳩が崇められてきたそうで、御朱印にも鳩が描かれています。
川越八幡宮の花手水御朱印
御朱印所
川越八幡宮の御朱印は社殿向かって右側の授与所の隣にあります。
こちらでは川越氷川神社、民部稲荷神社、仙波東照宮の3種類の御朱印を頂けます。土日祭日は書置きのみのようです。
御朱印には月ごとに違う鳩のスタンプが押されており、12羽集めると記念品がもらえるようです。
初穂料500円
御朱印
今回は川越八幡宮の御朱印のみ頂きました。令和五年「希望の一文字」である「輝」と記した花手水御朱印です。
1枚目をめくると通常の御朱印が登場します。
過去に頂いた御朱印
平成39年5月1日付です。
川越八幡宮の由緒
川越八幡宮の創建は1030年で、1028年に発生した平忠常の乱の鎮定祈願がきっかけとなって誕生しました。
平忠常の乱は平将門の乱の約100年後に発生した関東における大反乱で、当時の関東は朝廷の力が及びにくかったこともあって乱を2年間鎮定できず、新たな追討使として源頼信を派遣します。頼信がこの地で必勝祈願をしたところ連戦連勝でたちまち乱を鎮圧できたことから、お礼としてこの地に八幡宮を創祀しました。
1457年に川越城を築城した太田道灌父子は八幡宮の分霊を城の守護神として祀り、それ以降は歴代城主から篤い崇敬を受け続けます。明治以降もこの地の氏神として地域の人々の信仰を集め続けてきました。
意外すぎる御利益とお守り
川越八幡宮は縁結びの他に健脚祈願のご利益で知られており、絆守りや足腰健康御守が人気です。
縁結びの御利益
現在の上皇が誕生した昭和8年12月23日に川越八幡宮の神職によって男イチョウと女イチョウ2本が植樹されましたが、いつしかその2本の木は寄り添いあい一本に結ばれ、現在では縁結びイチョウと呼ばれています。
固く結ばれた2本の御神木に触れ、手を合わせると良縁に巡り逢うといわれるようになり、いつしか縁結びの御利益として有名になりました。
健脚祈願の御利益
境内社の民部稲荷神社は相撲稲荷と称され、特に足腰の健康にご利益がある健脚祈願の神社となっています。
そのため陸上競技の名選手のサインが残されているのが常です。(東洋大学陸上部の練習場が川越にあるということで、東洋大学関係者が多いらしい)
今回は「最強の市民ランナー」と呼ばれたマラソンの川内優輝選手のサインが飾られていました。
前回見たサインです。
日本人で初めて100mで9秒台の記録を出した桐生祥秀選手(東洋大学出身)
上段、高岡寿成選手(15年間破られなかったマラソン元日本記録保持者、東洋大学ではない)
中段、平成22年の箱根駅伝で優勝した東洋大学(山の神が君臨していた時代)
下段、東洋大学の監督
アクセス
交通
東武東上線川越駅徒歩約10分
西武新宿線本川越駅徒歩約7分
地図
近隣で楽しめるうどんとラーメン
川越八幡宮の境内
社号標
川越八幡宮は街を南北に貫く幹線道路から一歩中へ入った住宅街の中にあります。
一の鳥居
社殿
1975年の竣工で、八幡神として応神天皇を祀っています。
魔除けの「桃神様」
古来より、桃は魔除けの果実として崇められており、川越八幡宮では実際に桃神様をお祀りしています。
厄割桃
伊弉諾命が魔物に桃を投げつけて追い払った神話にちなんだもので、お祓いした桃玉を厄割石にぶつけて厄を落とします。
ただのストレス解消ではなく、細かな作法が決まっています。
再会(サイカチ)の木
祭神である応神天皇の母・神功皇后がサイカチの木を植え親しい人々との再会を祈念したという故事にちなむもので、この木に好きな人との再会や良縁、まだ見ぬ人との出会いを祈ります。
境内社
目の神様
国の内外をめぐって生きるための技術や医薬の道を授け、病に苦しむ人を救ったという大国主命と少彦名命を祀っています。
隣にある御神木の「目薬の木」は日本にだけ自生する珍しい樹木で、江戸時代から点眼薬や洗眼薬として樹皮を煎じて利用されてきました。
菅原神社
菅原道真を祀っています。
稲荷神社
衣・食・住の全てを守る神様です。
川越三峯神社
「関東最強パワースポット」として知られる三峯神社の遥拝所として1868年に創建されたものです。
ぐち聞きさま
「一度に十人の訴えを聞き分けた」という聖徳太子の姿を象っています。ぐち聞きさまにじっくりと腰を据えて悩みを聞いてもらえるよう、しっかりと椅子まで用意されています。
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