新橋駅前の烏森神社はカラフルな限定御朱印で超有名な神社です。平安時代の平将門の乱にゆかりのある大変に歴史のある神社で、最近では癌封じのご利益でも知られています。
カラフルな御朱印
烏森神社は正月、節分、ひな祭り、例大祭といった折々の行事の際に出される10種類ほどのカラフルな限定御朱印で知られています。2008年(平成20年)頃から四隅に四色の神紋を押したカラフルな御朱印を出すようになり、近年の御朱印ブームを作ったと言われています。
御朱印所
烏森神社の御朱印は拝殿脇の社務所でいただけます。限定御朱印がTV等で度々取り上げられて2~3時間待ちという状況となったため、最近は全て書置き対応となっているようです。
年末のこの日は年越し大祓いの2種類の御朱印を扱っていました。
初穂料500円
御朱印
四隅に描かれた赤・黄・青・緑の4色の巴紋と中央に押された烏をイメージした社紋で構成されています。
御朱印とともにお守りと「開運招福」のお茶もいただけました。
過去に頂いた御朱印
平成28年8月24日付の通常御朱印で、この時は直書きでした。
平成29年2月3日付で「節分奉拝」と記され、金の鈴が描かれています。これ以外に新春・ひなまつり・初午祭・例大祭(本祭・蔭祭)・夏越大祓・七夕まつり・新橋こいち祭・新嘗祭・年越大祓など、それぞれの時期によって限定御朱印を授与されています。
烏森神社の歴史と癌封じのご利益
烏森神社の歴史は古く、社伝によれば平安時代に発生した平将門の乱にゆかりのある神社ということになっています。
940年に東国で発生した平将門の乱で鎮圧に大きな力を発揮した鎮守将軍藤原秀郷が武州のある稲荷に戦勝を祈願したところ、白狐がやってきて秀郷に白羽の矢を与えました。その矢を持って戦ったところすみやかに反乱を鎮めることができたのということで、お礼に神社を創建しようと考えます。
秀郷の夢に現れた白狐が神鳥の群がる所が霊地だと告げ、桜田村の森まできたところ夢のお告げごとく烏が群がっていたので、そこに社頭を造営しました。それが烏森稲荷の起こりであるとされています。
かつてこのあたりは江戸湾の砂浜で、一帯は松林で覆われていました。そこに烏が多く集まって巣をかけていたために「烏の森」とも呼ばれるようになりました。
江戸の大半を焼いた明暦の大火でも類焼を免れたことで“封じる力”が強いとして人々の信仰を集め、その中でも特に癌の症状が改善する参拝者が多かったことから、「癌封じのご利益」が口コミで広まりました。
「癌封じ祈祷」も行われており、お守りを受けた人が癌に打ち勝つように、そして健康な人が癌にかからないような祈願がなされています。
アクセス
交通
山手線・銀座線・浅草線新橋駅徒歩約2分
地図
近隣の寺社
独得な雰囲気の境内
参道
烏森神社は新橋駅前に広がる繁華街のど真ん中というなかなかの場所に位置しています。
近代的なオフィス街に隣接した飲み屋街の中でここだけは独特な雰囲気を持つ別世界となっています。
大鳥居
社殿
社殿は1071年(昭和46年)竣工の鉄筋コンクリート造の建物で、新橋烏森の守り神として多くの人々の信仰を集めています。
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