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〖梅〗宝戒寺の5種類の御朱印 悲劇の舞台となった歴史

宝戒寺の御朱印は全部合わせると5種類あります。北条氏の悲劇の舞台となった歴史があり、一方で「花の寺」と呼ばれ鎌倉を代表する梅の名所でもあります。

御朱印は全部で5種類ある

御朱印所

宝戒寺の御朱印は本堂に上がったすぐ右手にあります。こちらでは子育経読地蔵尊、佛母準胝尊、毘沙門天、阿弥陀如来の4種類の通常御朱印、2022年限定で授与される北条氏特別御朱印(書置きのみ)の5種類の御朱印を頂けます。

志納金500円

御朱印

宝戒寺の子育経読地蔵尊の御朱印

今回は本尊である子育経読地蔵尊の御朱印を頂きました。

過去に頂いた御朱印

宝戒寺の平成28年8月11日付御朱印

平成28年8月11日付の子育経読地蔵尊の御朱印です。

北条氏の悲劇の舞台となった

宝戒寺は鎌倉幕府において代々執権の座を務めた北条氏のゆかりの地です。

第2代執権の義時が屋敷を建てたのが現在宝戒寺の場所であり、以後最後の高時まで代々執権の屋敷でした。

鎌倉幕府滅亡の際はこの付近で高時をはじめ約870人の北条一族が自決しましたが、その慰霊のために後醍醐天皇が足利尊氏に命じて建てさせたのが宝戒寺で、同時に国家的人材育成のための道場という目的もありました。

2世住持の惟賢により国家鎮護のために歓喜天像が造立されています。

1538年に伽藍すべてが焼失しますが、江戸時代になって徳川家康の側近である天海大僧正が寺院の保護と持続を願い出て再建されました。現在では病魔退散、財宝富貴だけでなく、良縁成就や安産のご利益で知られています。

宝戒寺への行き方

交通

横須賀線鎌倉駅徒歩約13分

地図

金沢街道沿いの寺社

www.goshuinbukuro.com

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宝戒寺の特徴的な建物

寺号標

宝戒寺の寺号標

宝戒寺は鶴岡八幡宮の前の道を東に進んだ突き当りに位置しています。

参道

宝戒寺の参道

両脇に植えられているのは桜でしょうか。

本堂

宝戒寺の本堂

宝戒寺は本堂内にあがり御本尊の間近で心行くまでお参りすることができます。

扉を全て開け放った本堂

この日は埼玉で最高気温が40度近くなるという予報が出るほどの暑い日でしたが、扉を全て開け放った本堂の中を涼しい風が抜け、実に快適でした。

水琴窟

水琴窟

本堂横に水琴窟があります。柄杓で手前の水を汲んで上の段に流すと綺麗に響く水音が聞こえてきました。

境内社

聖徳大師堂

聖徳大師堂

聖徳太子を祀っています。毎年1月22日に聖德太子講が執り行われています。

徳崇大権現堂

徳崇大権現堂

鎌倉幕府最後の執権である北条高時を徳崇大権現として祀っています。鎌倉幕府が滅亡した5月22日には北条氏鎮魂の為に毎年大般若転読会が執り行われています。

大聖歓喜天堂

大聖歓喜天堂

秘仏である大聖歓喜双身天王をお祀りしています。毎年5月23日には諸願成就を祈念し大聖歓喜天供が執り行われています。子宝のご利益が篤く参拝者が絶えません。

「花の寺」である宝戒寺

宝戒寺の見どころは何と言っても花です。「萩寺」とも呼ばれる宝戒寺は鎌倉を代表する花の寺で一年を通して何らかの花が咲いています。

梅の名所

境内の梅

境内の梅

宝戒寺は鎌倉を代表する梅の名所でもあります。

思いの儘

思いの儘

一本の白梅の木にランダムに桃色の花が咲きます。どこに咲くか全くわからず、思いのまま桃色の花が現れることからこの名が付いています。

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