深大寺では3種類の御朱印を頂けますが、新型コロナウィルス感染状況など様々な要素によって直書きか書置きか対応が変わります。白鳳仏と呼ばれる銅造釈迦如来倚像は東日本最古の仏像とされ、比較的最近の2017年になって国宝に指定されました。
御朱印は3種類で毛筆の良さが感じられる
御朱印所
深大寺の御朱印は旧庫裏の並びの建物で頂けます。
こちらでは無量寿(本堂)、白鳳仏(釈迦堂)、元三大師(大師堂)の三体の御朱印を頂くことが出来ます。
新型コロナウィルスの感染状況、境内の混雑度、山内行事の都合等々に応じ、直書きか書置きかの対応が変わります。
この日は御朱印帳に直書きして頂けるようです。
志納金500円
御朱印
この日は本堂の無量寿の御朱印のみ頂きました。毛筆の良さが感じられる美しい書体の御朱印です。
過去に頂いた御朱印
国宝指定記念御朱印
平成29年5月24日付白鳳仏の御朱印には「新国宝指定」の印が押されています。
無量寿(本堂)
平成28年5月25日付です。
白鳳仏(釈迦堂)
元三大師(大師堂)
アクセス
交通
調布駅・つつじヶ丘駅・吉祥寺駅・三鷹駅より深大寺行バスあり。
地図
周辺の寺社
映画村のようだった門前
寺院と土産物屋、そば屋がコンパクトにまとまっていて、何やら映画村のような雰囲気でした。
前回お参りした際は白鳳仏の国宝指定に対する祝賀ムード一色でしたが、現在はゲゲゲの鬼太郎が最大の売り目玉となっているようです。
深大寺の境内
深大寺は奈良時代の733年に満功上人により開山された浅草寺に次ぐ歴史のある寺院で、その名は観音菩薩や多聞天の化身であるとされる水神「深沙大王」に由来しているとされています。1646年と1865年に発生した火災によって境内のほとんどが焼けてしまい、現在の本堂は大正時代に再建されたものです。
山門
1695年に建てられたもので境内で最古の建築物です。深大寺は1865年の火災で建物の大半を失いましたが、この山門はその時の災禍を逃れることができました。現在は茅葺き屋根の吹き替え工事の最中のようです。
幕末に再建された台所棟になります。都内では貴重な茅葺屋根の大建築です。
本堂
江戸時代の本堂が幕末の火災で焼失してしまい、1919年に今の本堂が完成しました。寄棟造りの茅葺き屋根だった旧本堂に対し、再建された本堂は入母屋造りの棧瓦葺きに変わりました。
元三大師堂
「がんさんだいしどう」と読み、慈恵大師(元三大師)像を安置しています。
もともとは本堂の西南に東向きに建っていましたが幕末の火災で類焼してしまい、直後の1867年に本堂西の崖地を削って造成した敷地に本堂より先に再建されました。
開山堂
開山の満功上人を祀っています。
不動の滝
寺の両端にあります。深大寺は湧水の多い国分寺崖線の崖面にへばりつくように位置しており、境内のあちこちで水が湧き出ています。この水を利用した不動の滝は「東京の名湧水57選」に選ばれています。
国宝の白鳳仏は一見の価値がある
新国宝の白鳳仏は釈迦堂に祀られており、現在では撮影禁止となっています。
私が最初にお参りした2016年(平成28年)5月の時点ではまだ国宝ではなかったことから「撮影禁止」の表示はありませんでした。
当時はブログなど考えてもいなかった時期で、寺社をお参りしても写真など1枚も撮っていませんでしたが、釈迦堂内の白鳳仏だけはどことなく「ただものではない」雰囲気があり、珍しく撮影しておりました。
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