二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の御朱印は大きく変わりました。夫婦岩や蛙の像など数多くのスピリチュアルスポットがある神社で、古来よりお伊勢参りに際して事前にみそぎを行う場所でした。
御朱印が大きく変わった
御朱印所
二見興玉神社の御朱印は社殿右手の授与所で頂けます。新型コロナウィルス感染拡大防止のためすべて書置き対応となっていました。
初穂料 300円
御朱印
御朱印が「浜参宮」に変わっていました。浜参宮とは清き渚と称えられる二見浦の二見興玉神社をお参りすることを意味しています。
過去に頂いた御朱印
平成29年6月8日付で、この頃は直書きでした。
アクセス
名勝二見浦
二見浦は伊勢志摩国立公園に属し、国の名勝に指定されています。
海岸線の一番奥に神社の鳥居が見えます。
交通
JR参宮線二見浦駅徒歩約15分
駅前に鳥居があります。
JR・近鉄「伊勢市駅」・近鉄「宇治山田駅」から「鳥羽」行きバス「夫婦岩東口」下車徒歩5分
地図
近隣の寺社
蛙の像だらけの境内
二見興玉神社は天孫降臨の際に瓊瓊杵尊を高千穂まで案内した猿田彦大神にまつわる神社です。案内を終えると猿田彦大神伊勢の五十鈴川河畔の地に鎮まっていましたが、倭姫命が御神体の「八咫鏡」を祀る地を求めて伊勢に到着した際は海上の厳島で出迎えました。
この厳島を猿田彦大神の坐す島として興玉神石(おきたましんせき)と尊称し、これを拝むための鳥居として手前にある夫婦岩に注連縄を張って遥拝所を設けたことが神社の起源です。
大鳥居
天の岩戸
もともと宇迦御魂大神を祀る三宮神社が置かれていた場所ですが、天照大御神が隠れた岩戸ともいわれています。
手水舎
社殿
二見浦は古来よりお伊勢参りに際して事前にみそぎを行う場所でした。現在はそれに代わって二見興玉神社で霊草無垢塩草での祓い清めを受けることができます。社殿が鉄筋コンクリート造なのは台風や津波に備えてのものでしょうか。
身体をさすることで身の汚れや悪いところを託して納める「輪注連縄」が積まれていました。
「日の神」「皇居」遥拝所
夏至の前後約4か月は夫婦岩の間から御来光が拝めます。
蛙の像
猿田彦大神の使徒が蛙で、縁結びや交通安全のご利益があるといわれています。
御利益のあった者がお礼に蛙の像を献納するため境内は蛙だらけになっています。
神社の象徴である夫婦岩
興玉神石は東西216m×南北108mの霊石で夫婦岩の沖合700mにありましたが、18世紀半ばに発生した地震のため海底に沈んでしまいます。
男岩は高さ9m、女岩は高さ4mあります。夫婦岩を結ぶ大注連縄は1本の長さ35mで男岩に16m、女岩に10m張られており、その間は9mあります。約650年前には既に張られていたといい、現在でも5月5日・9月5日・12月中旬の年3回張り替えられています。
この日は潮が引いていましたが、満ちているとこうなります。この景色こそが二見興玉神社の象徴となっています。
夫婦岩周辺では様々な岩々が海面上に現れています。
その中でも烏帽子岩は神威のせいか近年蛙に似てきたため「蛙岩」(親子蛙)とも呼ばれています。(蛙と言うより亀じゃないかと思うのですが・・・)
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