ホワイトホース12年はしっかりとした香りに加えてきめの細かな味わいがありました。日本市場専用に開発されたプレミアム品だけあり、ファインオールドよりも味と香りがはるかに洗練されていました。
日本市場専用に開発された「12年」
キリンのホームページを見るとホワイトホース・ファインオールドは「原産地:日本(スコットランド産ウィスキーを輸入して日本で製造)」、ホワイトホース12年は「原産地:スコットランド」と書かれています。ファインドールドは日本で一体どこまでやっているのでしょう。ブレンドか、貯蔵か、あるいは単に瓶詰だけなのかそれは分かりませんが、いずれにせよ商品になるまでに日本人の手が加わっています。
それに対しホワイトホース12年は日本市場専用の商品がスコットランドで完成品となっているのです。つまりスコットランド人が考える日本人に合ったウィスキーというものがここに表現されていると言っていいでしょう。本場スコットランドと比べると約700年近く遅れてスタートしたジャパニーズウィスキーですが、現在では国際的コンクールでも最高の評価を受けるまでになりました。
そのような状況下で本場スコットランド人が「日本市場専用」というスコッチウィスキーをどのように仕上げたのか非常に興味があります。
チーズとウイスキーは相性が良く、チーズケーキの香り、甘みとわずかな酸味、コクがウイスキーとマッチします
ストレート
滑らかで深いコクがあり、男性的な強さを感じます。口の中に香りが広がり喉が熱くなります。ストレート特有のピリピリ感はあまり感じられません。
ロック
氷を入れることにより一気に口当たりが良くなりました。スコッチは氷を入れると台無しになることが多いのですが、冷やしても崩れないバランスの良さがあります。
水割り
今回は南アルプスの天然水と合わせます。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない)
しっかりとした香りがあります。ファインオールドのようなあくの強さはなく、きめが細かく洗練された味わいとなっています。口の中をスムーズに滑っていきましたが、それでもしっかりとスモーキーフレーバーは感じることが出来ました。
ハーフロック(1対1で氷を入れる)
バランスはとれていますが、すっきりとし過ぎのように思いました。ここまで来ると没個性と言っていいかもしれません。
香りと味わいが洗練されていた
ホワイトホース・ファインオールドは飲みなれるまではクセの強さを感じますが、こちらでは特にそのようなものはなく洗練されたバランスの取れた味わいでした。
ホワイトホース12年は当ブログで頻繁にご紹介しているウィスキーより1ランク高く一本2,000円を少し超えますが、価格相応の味ではないかと思います。
チーズとウイスキーは相性が良く、チーズケーキの香り、甘みとわずかな酸味、コクがウイスキーとマッチします
★最後までお読みいただきありがとうございます。
未成年の飲酒は法令で禁じられています。健康のため飲過ぎに注意しましょう。
「参考になった」と思われる方ははてブの所をポチっとして頂けますと幸いです。
◆ホワイトホースのベーシックブランドであるファインオールドの記事
◆バランタインの上級品であるバランタイン12年の記事
◆ジョニーウォーカーの上級品である「ジョニ黒」の記事
◆かつて吉田茂が愛飲したシーバースリーガルの記事
◆デュワーズ12年の記事