御朱印とうどんを極めたい!!

思うところがあってブログタイトルをリニューアルしました。今後とも一層の御贔屓をお願い申し上げます。

〖京都〗日の出うどんの看板メニューは全てが上品の極みだった

京都の日の出うどんは南禅寺のすぐ近くにあるカレーうどんが看板メニューの店で、タクシー運転手の口コミがきっかけで超人気店となりました。映画「きのう何食べた?」のロケ地にまでなった名店のうどんは麺と出汁、トッピングの全てが上品であり、まさに「京風」だったと思います。

京都で関西風のうどんが食べたい

私は1995年8月から1997年2月にかけて期限付き出向により四国で生活をしています。1年半の内の半年を高松で過ごしたこともあって滞在中にすっかりうどん好きになった訳ですが、それだけに出向解除となって本社に戻った際、東京のうどんの不味さに衝撃を受けることとなりました。

はなまるうどんの登場や讃岐うどんブームにより東京のうどん事情は当時と比べて劇的に好転しましたが、それはあくまでも讃岐うどん限定の話です。出汁を効かせた関西風のうどんに対するあこがれのようなものは現在でもしっかりと残っています。

ということで、せっかく京都まで1泊2日の旅をするなら京都の美味しい店を最低でも2軒巡りたいものであり、初日の昼食に選んだのが南禅寺近くの「日の出うどん」です。相当な行列店のようですが初日は金曜日であり、午前中にたどり着けばなんとかなるでしょう。

カレーうどんが看板メニューの店

日の出うどんは南禅寺の三門から8分くらいの場所に位置しています。先日たまたま観たテレビで紹介されていた店で、前回の日帰り旅で南禅寺をお参りした際は存在すら知りませんでした。

1957年創業ということですからかなり歴史のある店ということになります。もともとはまんじゅう屋で戦後に食堂となり、うどんを始めたのは1957年から。現在は4代目が店を守っているということです。

数多くのメニューの中からカレーうどんが地元のタクシー運転手の間で話題となり、その評判が口コミで拡がって現在では客の8割が注文する看板メニューとなりました。

みんなゆっくりゆっくり食べていた

八坂神社から日の出うどんまではバスを利用したかったのですがどの路線を利用すればいいかよくわからず、仕方なく歩きました。

流れに沿った道

最初は交通量の多い東大路通りを歩かなければなりませんが、途中からは琵琶湖疎水の末端と思われる流れに沿って気持ちよく進むことができます。

日の出うどんの外観

日の出うどんには開店時間である11時ちょうどに到着しました。覚悟していた行列が全くなくて歓喜しかかったのですが、ちょうど第一陣が入店して店内が満席となった直後だったようで、順番待ちの一番手として店先のベンチで待機ということになりました。入り口の脇にメニューが立てかけてあり、並んでいる間に注文するものを決めておくようです。

ガラス戸越しに中を覗いてみると、比較的高い年齢層の方たちがゆっくりゆっくりとうどんを食べているようです。讃岐うどんのように客が次々と入れ替わっていくという訳にはいかず、私が入店できたのは25分後でした。

関西風うどんの名店

www.goshuinbukuro.com

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全てが上品な京風うどんだった

店内はテーブル席ばかりで全体で40席くらいあったように思います。派手さやマニアックさの一切ないオーソドックスな内装で、それにより歴史あるうどん屋ならではの落ち着いた雰囲気が醸し出されていました。映画「きのう何食べた?」のロケ地として使用されてこともあるそうです。

メニュー1

メニュー2

メニュー3

常連客だったタクシー運転手の要望に次々と応じてきたという歴史があるそうで、日の出うどんではカレーうどんだけで何と7種類もありました。辛さは5段階から選ぶことが可能で、またこちらには表示されていませんが麺の量も選ぶことが可能です。

特カレーうどん

私は特カレーうどん普通サイズの辛口を注文しました。刻んだ油揚げと牛肉、ネギがトッピングされています。

特カレーうどんとライス

カレーうどんを頼むときの常でライス(小)も追加しました。

特カレーうどんの麺

出汁の効いたカレースープはピリピリ感のない上品な辛さで、しっかりとしたトロミもあります。箸で持ったら切れてしまいそうなくらい細くて柔らかな麺にカレーがしっかりと絡んでおり、そこに油揚げとネギという「京都そのもの」と言っても良いトッピングが加わります。それぞれがお互いを邪魔することなく引き立てており、全体として「京風」という味わいを演出していました。

余ったスープ

麺を食べ終わったら余ったスープにご飯を投入します。

カレー風の雑炊

カレーライスというよりはカレー味の雑炊という印象でした。

空のドンブリ

しっかりと完食しました。

気が付いたらすごい行列ができていた

どちらかというと「京都讃岐うどん」といった感のあった山元麺蔵に対し、日の出うどんは完全なる「京風のうどん」だったように思います。麺に熱くてとろみのある出汁が絡んでいるため啜りこみにくく、どうしてもチビチビと食べることになるのは仕方がありません。完食まで時間がかかるので客の回転が悪くなるのは無理もないことでしょう。

店頭の行列

食べ終わって外に出ると平日にもかかわらず結構な行列ができていました。最後尾の人はどれくらい待つことになるのでしょうか。

日の出うどんについて

主なメニュー

特カレーうどん         1100円

肉入りカレーうどん 1000円

鳥入りカレーうどん 1000円

月見うどん                   850円

天ぷらうどん               850円

地図

店舗概要

京都府京都市左京区南禅寺北ノ坊町36

営業時間 11:00~15:30

定休日 日曜日 第一・第三月曜日(祝日の場合翌日)

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