東武線北千住駅3・4番線ホーム上の「小諸そば」は70円増しで2倍量のそばを食べられる「二枚もり」がおすすめです。そばの味と香りとコシを楽しむこともでき、コストパフォーマンスの良さは最上級です。
あの小諸そばに駅そばの店があった
小諸そばは東京都内を中心に首都圏で60店舗(2022年11月27日現在)を構える立ち食いそば・うどん店で、「ゆで太郎」「名代 富士そば」と並んで関東を代表するそばのチェーン店です。
大半の店が駅近くに位置する路面店ではないかと思いますが、駅構内の店が2店(新越谷駅店・朝霞台店)、さらに駅のホーム上の店が1店(EQUiA北千住店)だけあります。どちらかというと女性が一人でも入れるようなきれいでおしゃれなイメージがある小諸そばで、駅そばとして営業している店があるというのは何とも意外です。
東武線の北千住駅3・4番線ホーム上にあった
小諸そばの全店舗の中で唯一駅のホーム上に位置するEQUiA北千住店は東武線北千住駅3・4番線ホームにあります。こちらは浅草行や半蔵門線を経由して東急田園都市線に乗り入れる電車が利用するホームで、栃木や群馬から戻ってくる特急も停車します。4社5路線が乗り入れる複雑怪奇な構造の北千住駅の中で私が最も利用する場所であり、当然ながら小諸そばもずいぶん以前から利用してきました。
階段下のスペースを利用した昔ながらの駅そば店とは外観からして全く違い ますが、店内に椅子席はなく立ち食いスペースのみとなっています。
生そばを茹でて提供する小諸そばのスタイルは箱根そばと同じですが、茹で上がってから時間が経過したやや伸びた麺が出てくることが多い箱根そばに対し、小諸そばはほぼ茹でたて状態で出てくるように思います。
そばの実の中心部のみを挽いた更科粉を使用した白っぽい麺と、駅そばにしてはしっかりとした味と香りのするつゆが特徴です。
注文すべきは「二枚もり」
北千住駅の小諸そばで注文すべきは「二枚もり」で、私はこれ以外のそばを食べたことがありません。
二枚もりはもりそばの麺の量を2倍にしただけのメニューですが、もりそばが330円なのに対して二枚もりは400円と70円上乗せしただけであり、他に例が見つからないほどのコストパフォーマンスの良さを誇っています。ただ私が最も頻繁に北千住駅を利用していた5~6年前はもっと衝撃的な値段だったような記憶があり、ひょっとすると最近の経済情勢の中で値上げがあったのかもしれません。
コストパフォーマンスの良さは最上級
小諸そばの二枚もりです。メニューの写真とはずいぶんと印象が違いましたが、それでも麺の量はしっかりと2倍ありました。
そば徳利から猪口につゆを注ぎ、取り放題の薬味を好みで加えて準備完了です。そばの白さと長さが印象的で、箸でつまんで手を最大限上に延ばしても先端はざるに盛られた中にありました。そのためつゆにちょっとだけ浸して勢いよく啜りこむという粋な食べ方はできませんでしたが、茹でたてのそばの味と香りとコシはしっかりと楽しむことができました。
超大手の店ではありますが、駅のホーム上で食べられるそばの中では最上級のコストパフォーマンスの良さではないかと思います。
小諸そばEQUiA北千住店について
主なメニュー
もり 330円
大もり 370円
二枚もり 400円
かき揚げ 440円
地図
店舗概要
小諸そばEQUiA北千住店
営業時間6:00~23:00
定休日 なし
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