長田本庄軒は神戸を本拠地とする焼きそば専門店で、首都圏では立川駅のエキナカEASTのみに出店していましたが、2022年9月30日をもって閉店となったようです。立川を訪れる際の楽しみだっただけに残念です。もったいないので過去に訪れた際の記事を残しておきます。
「ぼっかけ」とは?
「ぼっかけ」とは牛スジ肉とコンニャクを甘辛く煮込んだ神戸の下町における家庭料理で、地元では「すじこん」とも呼ばれています。醤油を味付けの主体としているのが特色で、ごはんにかけてどんぶりにする、うどんのトッピングにする、酒のつまみにするといった具合に幅広く楽しむもののようです。
このぼっかけを混ぜて作るぼっかけ焼きそばはじっくり煮込んでとろとろになった牛スジと香ばしいソースが麺に絡んでいることが特徴で、さらに牛スジにはコラーゲンが多く含まれていることから美容にも良いと評判になっています。
B-1グランプリを受賞した富士宮焼きそばや横手焼きそばほどの知名度はありませんが、現在では長田地区のご当地焼きそばとなっています。
長田本庄軒は立川駅のエキナカEASTにある
長田本庄軒は神戸を本拠地とする焼きそば専門店で、首都圏では立川駅のエキナカEASTにのみ出店しています。(小田原で見かけたことがありますが、いつの間にかなくなっていた。)
立川駅のエキナカは東改札内のEASTと西改札内のWESTに分かれていますが、長田本庄軒はEASTですので注意してください。以前は相当な行列店だったのですが、久しぶり(約4年ぶり)に訪れてみるとコロナのせいなのか随分とおとなしくなっていました。ソーシャルディスタンスということで、利用できる席も一つおきです。
以前と比べてみて、メニューも随分とバラエティーに富んだものとなりました。
長田本庄軒は丸亀製麺と同じ(株)トリドールが運営しており、そのためなのか麺を店内で製麺して茹でています。広島でお好み焼きを注文した時まず麺を茹で始めたことに驚いた記憶がありますが、この店も蒸し麺を使う東京の焼きそばとは違いました。
麺を茹でるスペースや焼きそばを焼く鉄板が以前より大きくなったように思います。
知らない間に大きく変わっていた
4年前のぼっかけオムそばは太麺でぼっかけがたっぷりと入った焼きそばを玉子でくるんだもので、卓上に並んだ甘口・辛口のソースとマヨネーズを好みに応じてかけて味を調節していました。
私の知らない間にぼっかけオムそばは大きく変わっており、たんぽぽオムライスのごとく焼きそばの上にオムレツが乗せられたずいぶんとおしゃれな外見となっていました。
それでも混ぜてしまえば以前と変わりません。太麺濃厚な味の焼きそばと玉子、ソースが混じり合い大変おいしかったです。
これぞまさに関西の味だった
東京で焼きそばというとどうしても縁日の露店で出される焼きそばが頭に浮かび、どちらかというとシンプルな味わいというイメージを持ってしまうのではないかと思います。しかし長田本庄軒のぼっかけオムそばは多様な味が混ざり合った複雑な味わいで、これまで食べてきたどの焼きそばとも異なるものでした。これぞまさに関西の味といってもいいのかもしれません。
長田本庄軒エキュート立川エキナカEAST
営業時間
7:00~22:00(月~土)
7:00~21:00(日・祝)
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