池尻稲荷神社の御朱印は狐が主人公のファンタジックな絵がセットになっていました。かつての大山街道(現在では国道246号線)という大動脈に面しており、境内の湧き水は「枯れずの井戸」と呼ばれて人々から頼りにされました。
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池尻稲荷神社の御朱印
御朱印所
御朱印は社殿向かって右側にある社務所で扱っています。
高層賃貸マンションの1階が全て社務所のようです。
初穂料は500円で本社神輿修繕のための特別御朱印は1000円です。
御朱印
稲荷神社らしく狐が主人公のファンタジックな絵がセットになっていました。当面の間は全て書置き対応になります。
人々が頼った「枯れずの井戸」
池尻稲荷神社は17世紀中ごろの4代将軍家綱の時代に創建されました。大山街道のほとりにあった常光院の片隅に旧池尻村・池沢村の両村の産土神として祀られたもので、それ以降村の共同生活と信仰の中心として現在に至っています。
当時のこの地は矢倉沢往還(現国道246号線)と津久井往来(現世田谷通り)の二つの街道からの人々が三軒茶屋で休憩して江戸入りする道筋にあり、一方で江戸から大山詣に向かう人々が道中の無事を願う場でもありました。
当時の大山街道では現在の豊川稲荷東京分詞のあたりから池尻まで良質の飲用水がなく、境内に沸く井戸水は街道を往来する人々だけでなく周辺の農民からも頼りにされていました。
「薬水の井戸」と呼ばれる井戸は「 神の道を信じ勤め、その病気の平癒を心に三度祈念し、神の道の薬として飲みほせば薬力明神の力により病気立ち所に快癒す 」と伝えられており、これまでいかなる渇水時にも枯れることがなかったことから「枯れずの井戸」とも呼ばれています。
境内の井戸が有名な寺社
アクセス
交通
田園都市線池尻大橋駅徒歩約5分
地図
池尻稲荷神社の境内
池尻稲荷神社は国道246号線の池尻交差点に面した場所に位置しています。
一の鳥居
二の鳥居
手水舎
手水舎の水は境内の「薬水の井戸」より引いたものです。
依然として猛威を振るっている新型コロナウィルスは様々な場所に影響しています。
茅の輪
夏詣の季節ということもあって社殿前に設置されていました。
拝殿
総檜造りの社殿は昭和5年に建てられて者です。昭和20年の東京大空襲で池尻周辺はほとんど焼け野原になりますが、当時境内にあった2本の大ケヤキにより風向きが変わることにより社殿の消失は免れることができました。
新型コロナウィルスの影響はこのような場所にも及んでいました。
本殿
境内社
水神社
手水舎の前に鎮座しており、水の神様であるヘビを祀っています。境内の井戸水が涸れることなく湧き出ているのも「蛇神様」のお陰であるとされています。
清姫稲荷
社殿向かって左側に祀られており、御神体が白蛇と伝えられています。「ヘビ」は智恵の象徴でもあり、「芸事や学業成就の神」とされています。
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