稲城の穴澤天神社の御朱印は現在書置き対応です。湧き水が流れる境内の洞窟は都内でも屈指の金運上昇のパワースポットとして人気で、アクセスはなかなか大変なものがありました。
穴澤天神社の御朱印
御朱印所
穴澤天神社の御朱印は社殿向かって左手の社務所で頂けます。
初穂料 300円
御朱印
現時点で御朱印は全て書置き対応でした。
過去に頂いた御朱印
平成30年9月28日付で、この頃は直書きの御朱印でした。
天神社だが菅原道真は後付けだった
社伝によれば穴澤天神社の創建は紀元前423年で、もともとは境内直下の崖下にある洞窟で「天津神」と云われる少彦名命を祀る神社であったとされます。927年に編纂された延喜式神名帳には既に記載されているので、かなり古い歴史があることは間違いないようです。「穴澤」という社号は川沿いの洞穴に由来し、明治の神仏分離以前にはこちらに石仏が安置されていたといいます。
元禄時代の1694年に新たに社殿が造営され、この際に菅原道真が合祀されました。穴澤天神社の「天神」というのは「天津神」と云われた少彦名命からとられていたのですが、江戸時代には既に「天神」と云えば菅原道真を指すのが一般的で、いわば後付けのようなかたちで合祀されたとみられています。
アクセスはなかなか大変
交通
相模原線京王よみうりランド駅徒歩約10分
徒歩の場合のアクセス
線路の北側の道を長府方面に向かって進むと神社の看板があります。
車の場合はこちらから向かうことになりますが、MT車で1速をキープしなければ上がれないような坂が続きます。徒歩の場合は看板で曲がらず直進してください。
三沢川に掛かる「天神橋」の手前で右折してください。
穴澤天神社の一之鳥居はこちらにあります。
急な階段を上がらなければなりませんが、こちらの方が楽だと思います。
地図
金運のご利益
穴澤天神社の境内
巨人軍の練習施設であるジャイアンツ球場が近隣にある関係で選手が必勝祈願に来ることもあるそうです。
拝殿の前にある高いイチョウの木が印象的でした。
御神木
古くから御神木と伝えられていた巨木の根本で、樹齢は1000年以上だと云います。1983年に神輿庫を建設する際に地盤の中から発見されたものです。
神楽殿
例祭では国の重要無形民俗文化財に指定されている里神楽が奉納されます。
拝殿
昭和61年に改修されました。
本殿
17世紀前半に建てられた稲城市内で最も古い神社建築です。
境内社
稲荷社
農業・食物の神である宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)を祀ります。
神明社
皇祖・國運の神である天照皇大神を祀っています。
山王社
子宝・安産の神である大山咋神(おおやまいくのかみ)を祀っています。
洞窟の中の辯天社
辨天社へは山王社の横から辨天坂を下ります。
境内直下の崖下には辯天社があります。
穴澤という社号は川沿いにある洞窟に由来していますが、創建当時のものは崩れ落ちてしまっていて現在残されているのは2代目になります。
辯天社の左手に「東京の名湧水57選」に選定された湧水が湧き出ていてお水取りしに来る人が絶えませんが、飲料水として使用する際は煮沸するよう勧められています。
辨天社で祀る市杵島姫命は金運・商業の神様であり、穴澤天神社は金運上昇のパワースポットとして知られています。
財布を布団に寝かせて金運をアップさせようという開運グッズがネット上で話題になっていますが、大磯の老舗の店で制作された布団を穴澤天神社に持ち込んで祈祷を行っています。
いかにもご利益がありそうな神秘的空間だった
三沢川沿いの多摩丘陵の中腹にある神秘的な空間で、こじんまりとしていたもののいかにもご利益のありそうな神社でした。
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