多摩川浅間神社の御朱印は「直書き日」と「書置き日」があります。北条政子にまつわる神社で、「家庭円満」「子宝」「安産」「恋愛成就」「火防」などのご利益があります。映画「シン・ゴジラ」のロケ地としても知られており、天気が良ければ富士山の絶景を楽しむこともできます。
北条政子にまつわる歴史とご利益
多摩川浅間神社は鎌倉時代の文治年間(1185~90)に、豊島郡滝野川松崎に出陣した源頼朝の身を案じた北条政子が、夫の後を追ってこの地まで来たことに由来します。
1185年4月の壇ノ浦の戦いで既に平家は滅びていますから、恐らく奥州藤原氏を打倒した奥州合戦でしょう。足を痛めてこれ以上進めなくなった政子が遠く富士の浅間神社を拝み、身に着けていた正観世音像をこの丘に立てたことが神社の起源となりました。
江戸時代の1652年に浅間神社表坂の土どめ工事をしていた際、九合目辺りから片足が欠けた唐銅製の正観世音の立像が発掘されたといいます。そこで新たに足を鋳造して祀っています。
「家庭円満」「子宝」「安産」「恋愛成就」「火防」などのご利益を授けていただけるといわれています。
映画「シン・ゴジラ」のロケ地
多摩川浅間神社は武蔵野台地を多摩川の流れが削ることによって形成された国分寺崖線の終点になります。かつては古墳もあった場所に鎮座しており、川崎方面から天気が良ければ富士山を眺望することもできます。
映画「シン・ゴジラ」において、自衛隊がゴジラの首都侵略を阻止するため、多摩川の河川敷を絶対防衛ラインとする「タバ作戦」を展開しますが、多摩川浅間神社はその前衛指揮所として選ばれ、ファンの聖地となっているようです。
神社の方でもちゃっかりと便乗しています。
授与所では「ゴジラ手ぬぐい」や「ゴジラお守り絵馬セット」を販売しています。
「直書き日」の御朱印
御朱印所
御朱印は社殿向かって右手の授与所で頂けます。
多摩川浅間神社の御朱印は月替わりでデザインが変わります。
御朱印を頂く際はマナーをしっかりと守りましょう。
「書置き日」という日があり、つまりそれ以外の日は「直書き日」ということになります。
受付時間10:00~16:00
初穂料500円
御朱印
二月は節分・建国記念日・天皇誕生日等々、神社に縁が深い日が続くため、御朱印のデザインもそれらにまつわるものとなっています。
過去に頂いた御朱印
平成29年9月24日付で、田園調布駅旧駅舎を象った御朱印です。
アクセス
交通
東横線・目黒線・多摩川線玉川駅徒歩約2分
地図
北条政子にゆかりのある寺社
多摩川浅間神社の境内
参道入り口
社殿は古墳の上に建てられており、どうしても階段を上がらなければなりません。
大祓詞が書かれた石碑
大祓詞とは穢れを祓うための祝詞で、神聖な境内に入る前に車輪を1回転すれば身を清めることができるとされていますが、現在はコロナ対応でカバーが設けられています。
参道
社殿までの階段は多数の溶岩が置かれ、富士塚のように富士登山を模しています。
御神木
ご神木の「夫婦イチョウ」は縁結びのパワースポットです。
子産石
海の岩から自然に生まれた石のようです。両手でやさしく撫でて一心に祈ると子宝まれるとされています。
拝殿
東京都内で唯一の浅間造りの社殿です。浅間造りとは社殿の上にさらに別の社殿が載った二階建ての建築様式で、正面奥に2階部分が見えます。
本殿
二階建てとなっていることがわかります。
「たけくらべ」の石碑
子供と参拝した際の記念撮影用に建立されたもので、細かく目盛りが刻まれています。
境内社
境内社四社が一か所に集められています。小御岳神社・稲荷神社・三峯神社・阿夫利神社の四社です。
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