寿福寺は御朱印対応で苦情をよく見ますが、現在はセルフの書置きので住職の顔も見ずに済み決して怖くはありません。鎌倉五山第三位という格の高い寺院で、鎌倉で最も美しいといわれる石畳や北条政子と源実朝の墓など、境内には様々な見どころがあります。
御朱印は怖い?
御朱印所
御朱印は寺務所で頂きます。
中門に向かって右方向に進みます。
御朱印希望者は入ることができます。
御朱印所の事務所です。
寿福寺では本尊・鎌倉三十三観音・鎌倉十三仏の3種類の御朱印を頂けます。全て書置きのセルフ対応です。寿福寺の御朱印対応についてはネット上に様々な悪評が書き込まれていますが、現時点では誰とも顔を合わせることなく、怖い思いをすることなく頂くことができます。
志納金300円
御朱印
今回は本尊の御朱印のみ頂きました。
過去に頂いた御朱印
コロナ前の平成28年4月30日付ですが、住職体調不良ということで書置き対応でした。
寿福寺の由緒
寿福寺は源頼朝が亡くなった翌年に北条政子が創建した寺院です。現在寿福寺のある地域は、奥州に向かう源頼義が勝利を祈願したといわれる源氏山を背にした源氏家父祖伝来の地であり、頼朝の父である源義朝の屋敷が合った場所です。そのため鎌倉入りした頼朝は当初この場所に幕府を開くことを検討していました。
鎌倉にある禅宗寺院の格式を表した鎌倉五山第三位という寺院で、創建当時は七堂伽藍を擁し14もの塔頭を有する大寺院でした。しかし13世紀半ばに度重なる火災でほぼすべてのお堂が焼失してしまい、現在の仏殿は江戸時代の1664年に再建されたものです。
裏山の墓地には明治時代の外部大臣・陸奥宗光や俳人高浜虚子、作家・大佛次郎などの有名人の墓があるほか、奥にあるやぐらには北条政子と源実朝の墓と伝えられる五輪塔があります。
アクセス
交通
横須賀線鎌倉駅徒歩約8分
地図
境内の様々な見どころ
惣門
美しい緑に覆われた参道には浄智寺で感じたような和の世界観があり、境内は「寿福寺境内」として国の史跡に指定されています。
石畳
寿福寺の惣門から中門までの参道は桂敷きという技法で作られた石畳が約300m続いており、「鎌倉で最も美しい」石畳と言われています。
中門
通常はここまでしか入れません。
仏殿
年始やゴールデンウィーク時の特別公開の際は仏殿内の御本尊を拝むことができます。
北条政子と源実朝の墓
寿福寺には北条政子と源実朝の墓と言われている五輪塔があります。
墓地内の最も奥まった場所にあり、手前が北条政子、奥の石碑が建てられている場所が源実朝の墓とされています。
北条政子の墓です。
若くして暗殺された源実朝の墓です。
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