ゴードンはロンドン・ドライ・ジンの中でも特に歴史が古く、ボトルに描かれた英国王室御用達の紋章と猪が印象的な銘柄です。アルコール度数が低いこともあって全体的に滑らかな味わいでした。
世界で初めてジントニックを誕生させたジン
ゴードンはロンドン・ドライ・ジンの中でも特に歴史の古い代表的銘柄で、世界で初めてジントニックを誕生させたジンとまで言われています。
創業者であるアレクサンダー・ゴードンが世界中を探索した末に理想とする香草・薬草類の配合を発見し、ロンドンに蒸留所を開設したのが1769年です。ビーフィーターの創業が1820年、タンカレーが1830年ですから半世紀以上古く、それだけ長くジン愛好家やカクテル愛好家に愛されてきたということができます。
ゴードンのジンは当時主流だったオランダジンと比べてすっきりした味わいで人気となり、特に英国海軍や商船の船員に愛飲されて世界各地に広がって行きました。
1898年にはチャールズ・タンカレー社と合併してジンメーカーとしては世界最大規模を誇るタンカレー・ゴードン社を設立し、現在では世界約180ヵ国で愛飲される世界で一番売れているジンとなっています。
ゴードン家の象徴である「猪(THE BOAR)」
ゴードンのボトルには英国王室御用達であることを表す「ロイヤルアームス(紋章)」と原料となるジュニパーベリー、ゴードン家の象徴である「猪(THE BOAR)」が描かれています。
英国王室御用達の栄誉はエリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ皇太子の3人だけが認定することができ、5年ごとの再審査で基準に満たない場合は取り消されてしまいます。ゴードンは1925年に初めて英国皇太子より王室御用達の認定を受け、現在に至るまでこの称号を守り続けています。
猪はゴードン家の歴史と精神の象徴としてボトルだけではなくキャップにも描かれています。創業者アレクサンダー・ゴードンの祖先がスコットランド国王と狩猟に出かけた際、野生の猪に襲われた国王を救ったという伝説から猪はゴードン家の勇気と決断力の象徴になり、一族の紋章としても使用されています。
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アルコール度数が低く滑らかな味わいだった
例によって冷凍庫で一晩キンキンに冷やしています。アルコール度数が37.5度と比較的低いこともあり、タンカレーやビーフィーターと違って滑らかな味わいでした。
ストレート
香りが爽やかです。口当たりが滑らかでほのかに甘く、ドライさはあまり感じられません。
ロック
甘さがより引き立ちました。ほんの少しではありますが、薬草風味のドライさも感じます。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
ただでさえ滑らかであったものを水で割ったため、口当たりがサラサラで薄めの砂糖水のようになりました。
ジントニック
ジンをトニックウォーターで割ります。本来持っていた甘さにトニックウォーターの酸味が加わり、夏ミカンのような風味になりました。
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◆意外と飲みやすかったビーフィーター
◆強めの味わいが印象的だったタンカレー
◆冷凍庫で冷やすことが推奨されている玉友44