伊豆山神社の御朱印は以前は極太で豪快な書体だったようですが、現在ではシンプルでおとなしいものになっていました。。海抜176mという高所にあるためアクセスはバスが賢明で、バス停から社殿まで更に約170段の階段を上らねばなりません。
伊豆山神社の御朱印
御朱印所
御朱印は社務所でいただけます。
受付時間9:00~16:30
初穂料300円
御朱印
かつては極太で豪快な書体だったようですが、現在は箱根神社や三嶋大社に似たシンプルな御朱印となっています。
頼朝と政子の逢瀬の場だった伊豆山神社
伊豆山神社の創建の年代は不明ですが、飛鳥時代の呪術者で修験道の起源とされる役小角もこちらで修業し、それ以降多くの仏教徒や修験者が修業を積んだ霊場となりました。
伊豆に流されていた時期の源頼朝が源氏再興を祈願するとともに北条政子との逢瀬の場にするなど伊豆山神社との関わりが深く、大願が成就して鎌倉に幕府を開くと箱根神社とともに「二所権現」に指定し、『関八州鎮護』として多くの所領を寄進しました。そのため鎌倉・室町時代の最盛期には64棟の僧坊・修験坊があり、3800名もの僧兵が滞在したといいます。
豊臣秀吉の小田原攻めに際しては北条氏に味方したため焼き討ちに合いますが、江戸時代になると徳川将軍家の保護を受けて再建が進められました。
源頼朝と北条政子が結ばれたことで縁結びの神社として有名ですが、そのほかに訪れた人の地盤を固めて目標達成へ向かうご利益があると言われています。
アクセスはバスが賢明
伊豆山神社はJR東海道線熱海駅の北東約1.5㎞の場所にあります。
正式な参道は海岸から伸びているようですが、海抜176mという高所にあるためそのほとんどが階段で、その総数は何と887段になります。石段で有名な香川の金刀比羅宮が785段ですからそれよりもさらに長く、お参りの際は熱海駅前からバスを利用するのが賢明です。
交通
東海道線熱海駅よりバス(4番バス乗り場)伊豆山神社前下車
地図
周辺の寺社
社殿まで続く170段の階段
伊豆山神社は熱海駅からバスで10分ほどの場所に位置しています。
社殿までバス停からも約170段の階段があります。階段こそが伊豆山神社の名物と言っても過言ではありません。
伊豆山神社の境内
二の鳥居
手水舎
赤と白の二龍は温泉の守護神で、赤が火を表し白は水を表すとされています。二龍は伊豆山の地底にあってその尾を芦ノ湖に着け、両眼・両耳・鼻の穴から温泉が湧いているといいます。
光り石
大磯高麗山(高来神社)や道祖神(猿田彦大神、天宇受売命)とともにこの地に降り立ったもので、自由に触ったり座ったりできます。常に誰かが座っているので写真を撮るタイミングに難しいものがありました。
頼朝・政子腰掛石
源頼朝と北条政子が腰掛け、愛を語らったといわれる石です。
拝殿
昭和6年から昭和11年にかけて内務省により境内の整備が行われましたが、現在の建物はこの時のもののようです。箱根神社とあわせてお参りすることを「二所詣」といいますが、三嶋大社もあわせて「三社詣」と呼ぶ場合もあります。
本殿
片道1時間の場所にある本宮
伊豆山神社は古くは日金山の山上に鎮座していたとされ、その後に本宮山に遷座し、836年に甲斐国の僧・賢安により現在地へ遷座されました。本宮山には現在では本宮が鎮座しており、本宮が伊豆山神社の元宮という事になります。
本宮まで行ってこそ本当の参拝という方もいます。片道1時間程度ですが、途中険しい山道もあるようなので、お参りされる場合はしっかりとした準備が必要なようです。
境内社
全て石段の途中にあります。
祖霊社
先祖の御霊を祀る神社です。
足立権現社
飛鳥時代の呪術者で修験道の起源とされる役小角を祀っています。運命開拓の神様と伝えられており古くから足の病に悩む人、足腰の弱い人が祈願したなら神護を受けて強足となるという信仰があります。
結明神社
男女の縁結びを叶える神社です。本社は本宮までの参拝路の途中にあります。
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。