全国の御朱印を制覇したい!!

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平等院の「御集印」と鳳凰堂の見どころを徹底紹介

京都の平等院では2種類の惚れ惚れするような御集印を頂けます。藤原頼道が建てたという鳳凰堂があまりにも有名で、昼も夜も美しさは格別でした。

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平等院の御朱印は「御集印」

平等院では御朱印を御集印と呼んでいます。「拝観の証明として印を紡いでいく」という意味で、読み方は「ごしゅいん」でいいようです。

御集印所

御集印所の場所

平等院の御集印は阿字池の奥にある集印所で頂けます。こちらでは「鳳凰堂」と「阿弥陀如来」の2種類の御集印を頂けます。

御集印所と行列

平日にもかかわらず相当な行列ができていましたが、3人の書き手がフル回転しており待ち時間は15分くらいでした。

受付時間 9:00~17:00

志納金 300円

御集印

2024年11月29日付「鳳凰堂」の御集印

2024年11月29日付阿弥陀如来の御集印

惚れ惚れしてしまうような美しい御朱印です。書き手の方の所作からして違っていました。

紙質最高なオリジナル御集印帳

御集印帳の見本

平等院では美しいデザインのオリジナル御集印帳を5種類扱っています。全て大型サイズで紙質は最高でした。

価格1500円

御集印帳の表紙

御集印帳の裏表紙

御集印帳の全景

私の通算22冊目の御朱印帳として購入しました。

藤原頼道が創建した歴史

宇治川の山紫水明の眺め

京都南郊の宇治は古くから山紫水明の眺めを楽しむことができる地で、そのため平安時代初期から貴族の別荘が営まれていました。現在平等院がある場所はかつては歴代天皇の離宮が置かれており、後に藤原道長の別荘「宇治殿」が設けられた場所になります。1027年に道長が亡くなると宇治殿は子の頼道が相続しました。

仏教には「釈迦の死後1500年が経過すると釈迦の教えが効力を無くす」という思想があり、頼道が引き継いだ時期は釈迦の死(紀元前544年)からだいたい1500年というタイミングでした。そしてほぼ1500年という1052年に頼道は相続した宇治殿を寺院に改め、これが平等院の創建だとされています。翌年には阿弥陀如来座像を安置するための阿弥陀堂が建立されました。

時代が経過する中で火災が相次ぎますが阿弥陀堂は幸運にも焼失を免れます。江戸時代の1670年に大修理が実施され、この頃から阿弥陀堂は鳳凰堂と呼ばれるようになりました。

10円玉

1951年に鳳凰堂と阿弥陀如来坐像が国宝に指定され、鳳凰堂が10円玉のデザインに採用されました。

特別拝観の広告が全ての始まり

京都は日本におけるオーバーツーリズムの象徴のような街となっており、2月と4月に訪れた際も主要な寺社は外国人観光客に埋め尽くされていました。桜の時期を意識的に外したにもかかわらずこんな状態だったのですから、紅葉が見頃の時期なんて行くもんじゃありません。

JR東海の広告

JR東海の広告

しかしチラッと見たJR東海の広告にのせられてしまい、あれよあれよという間に全ての予約が完了していました。

平等院は全く初めてであり、夜に観るのであればその前に昼も観ておかなければならないでしょう。ということで平等院と祇園のうどん屋2軒を巡ることを主要なテーマとしてスケジュールを組みました。

アクセス

交通

JR奈良線宇治駅より徒歩約10分

京阪宇治線宇治駅より徒歩約10分

京都市内の中心部からは京阪を利用すれば「祇園四条~中書島~宇治」のルートで簡単に到着します。

※JRの宇治駅と京阪の宇治駅は宇治川を挟んで650mくらいの距離があります。接続はしていないので注意してください。

地図

「碁盤の目の外」の寺社

www.goshuinbukuro.com

www.goshuinbukuro.com

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平等院鳳凰堂の見どころ

重要文化財の観音堂は修繕工事中でした。

表門

平等院の表門

隣接した受付で購入した拝観券で入場できるのは庭園と鳳翔館(ミュージアム)だけです。

鳳凰堂内部拝観のチケット

鳳凰堂の内部拝観を希望する場合は庭園内の鳳凰堂受付で別途拝観券を購入する必要があります。時間を区切って一定の人数ごとに入館するため、私がお参りした際は1時間待ちでした。

鳳凰堂(国宝)

平等院鳳凰堂

平等院鳳凰堂

平等院鳳凰堂

極楽浄土の宮殿をイメージしています。

入場する内部拝観の人々

内部拝観の人々が入場しています。木造阿弥陀如来坐像や木造雲中供養菩薩像(共に国宝)等々、内部は目を見張るものばかりですので、多少の待ち時間はものともせず、何としても入館しましょう。

金銅製の鳳凰像

阿弥陀堂中堂大棟の南北両端部に金銅製の鳳凰像が設置されており、これが「鳳凰堂」の名前の由来となったとされています。現在取り付けられているものは複製品で、国宝の実物は鳳翔館にて展示されています。

梵鐘

梵鐘

1972年に寸分違わぬ姿で復元されたもので、11世紀頃の制作と推定される実物は国宝で鳳翔館にて展示されています。

庭園(国の史跡・名勝)

阿字池を中心とした浄土式庭園

阿字池を中心とした浄土式庭園

平等院の庭園は鳳凰堂が建っている中島とそれを取り囲んでいる阿字池を中心とした浄土式庭園で、極楽浄土の姿を再現しようとしたものです。

平等院の庭園

現在は創建当初の姿に復元整備されています。

紅葉が見事だった夜間特別拝観

一旦退場した後に宇治周辺の神社を巡って時間調整し、18時に再び入場しました。(JR東海のツアーに事前申し込みを完了した人のみ入場できます)

水面に映る鳳凰堂

水面に映る鳳凰堂

ちょうどいいタイミングで風が止んだため池の水面が鏡のようになり、得も言われぬ光景となりました。

ライトアップされた紅葉

ライトアップされた紅葉

ライトアップした状態で鑑賞する紅葉も格別です。

阿弥陀如来坐像

阿弥陀如来坐像

堂内が暗いため昼間は外から見えなかった国宝の阿弥陀如来座像がきれいに見えました。

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