夢崎明神は角島大橋で有名な角島の一番奥に位置する神社で、重要文化財の灯台から5分くらいの距離にあります。自然石の石垣に囲まれた境内は神秘的な雰囲気に満ちており、パワースポットとして有名なストーンヘンジに似ていました。
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御朱印はない
夢崎明神は無人で御朱印は扱っておらず、また周辺にわずかながら存在する売店にもそれらしきものはありませんでした。
夢崎明神の由緒
夢崎明神は北長門海岸国定公園である角島(つのしま)にある本当に小さな神社で、島の先端にある角島灯台のさらに先の海岸沿いに位置しています。自然石の石垣に囲まれたテニスコート1面分くらいのスペースは神秘的な雰囲気に満ちており、パワースポットとして有名なストーンヘンジに似たものを感じました。
かつて福岡県宗像市の海女がこの地にやってきて魚介類を獲っていたといいます。彼女たちは漁が終わると夢崎の磯の石を持って海から上がり、その日の無事に感謝して積み上げていました。
そのようにして出来上がったのがこの石垣です。
石の小祠にご神体として祀られている銅鏡には貞亨3年(1686年)という記銘があります。
その一方で夢崎明神は古代オリエントの海洋民族であったシュメール人の遺跡という説もあるようです。
一見すると荒唐無稽な作り話に見えますが、実は九州や山口からはシュメール人が岩に刻んだ彫刻であるペトログラムが数多く出土しており、角島では何と約四千数百年前の物が発見されているのです。戦いに破れたシュメール人が海洋民となり、海を渡って日本にやってきたという伝説はそこから誕生しました。
角島大橋を渡るアクセス
交通
JR山陰本線特牛駅からブルーライン交通バス 灯台公園前下車徒歩約10分
※1日に8~9本という路線です。
私は新山口駅(旧小郡駅)よりバスツアーを利用しました。
角島・元乃隅神社を巡る山口観光周遊バスツアー【公式】山口県観光/旅行サイト おいでませ山口へ
地図
角島大橋
夢崎明神のある角島へ行くには角島大橋を渡らなければなりません。
角島大橋は1993年に着工して2000年に開通した全長1780mの橋で、無料で渡れる一般道としては日本でも屈指の長さです。コバルトブルーの海を渡って島まで伸びている橋はTVCM等のロケ地として数多く利用され、南国の離島を思わせる光景が話題となって山口県の新たな観光スポットとなっています。
自然景観保護の観点から本土と角島の中間に位置する鳩島を迂回するルートが選択されており、直線と曲線が絶妙に混ざり合った構造が評価され、2003年の土木学会デザイン賞の優秀賞を受賞しています。
バスが橋を渡る際の車窓です。ガイドさんの解説も収録されているので併せてお楽しみください。
御朱印無し
石垣が印象的な境内
角島にやってくる観光バスは灯台を少し過ぎた坂の下で乗客を降ろしますが、夢崎明神はそれよりまだ先の方にあります。観光バスで角島にやってくる人はみんな灯台目当てであり、そのためバスを降りるとほぼ全員がゾロゾロと坂を上っていきます。夢崎明神をお参りするにはその中で一人だけ反対方向に進む勇気が必要です。
車がUターンするためのエリアの少し先にあります。
茂みの間の白い道を進んでください。
前方の木立の奥にあります。
鳥居
御影石で造られており、角島灯台の工事を担当した石工職人が奉納したと言われています。「石を投げて乗せられたら願いが叶う」といわれ、鳥居の上に石がいくつか乗っています。
鳥居のすぐ前には日本海が広がっています。
祠
四方を自然石の石垣で囲まれ、中には2つの祠が祀られています。向かって左(上段)の祠には石札に「龍神」と書かれています。
祠の奥には重要文化財の角島灯台がそびえています。
角島大橋と元乃隅神社はセット
山口県の北西部をバスツアーで旅しようと思ったら角島大橋と元乃隅神社は必ずセットになっているようで、角島で見かけたバスが元乃隅神社の駐車場で隣に並んでいたというようなこともあったりしました。元乃隅神社をお参りする際は夢崎明神にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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