釜蓋神社と呼ばれる鹿児島県の射楯兵主神社ではシールタイプの書置き御朱印を頂けます。釜の蓋を頭に載せる「かまふた願掛けかぶり」で有名で、海越しの開聞岳を眺められる絶景ビュースポットとしても知られています。
是非こちらもご覧ください
シールタイプの書置き御朱印
御朱印所
釜蓋神社の御朱印は社殿向かって右手の授与所で頂けます。こちらでは書置きの御朱印を頂けます。シールタイプなのでのりが無くても御朱印帳に貼り付けることができます。
受付時間 10:00~16:00(12:00~13:00は昼休みのようです。)
初穂料 500円
御朱印
書置きとはいえ印刷ではなく手書きであるようで、堂々たる書体でした。
オリジナル御朱印帳
釜蓋神社では2種類のオリジナル御朱印帳を扱っています。小型サイズのみです。
価格1200円
なぜ釜の蓋なのか?
釜蓋神社は天智天皇の時代の「大宮姫伝説」に基づく神社です。
650年に開聞岳の麓で鹿が美しい姫を産みます。2歳で都に入った姫は13歳で天智天皇の妃となりますが、その後に都を追われて開聞岳に帰ってきました。姫を追って鹿児島までやってきた天智天皇は707年に崩御するまでこの地にとどまった、というのが「大宮姫伝説」です。
ある時天智天皇と大宮姫は頴娃村の安藤実重中将の許を訪ね、中将は二人をもてなすために大量の米を蒸しました。その際に突風が吹いて釜の蓋がこの地まで飛ばされ、人々が落ちていた釜蓋を神として祀ったことが神社の起源とされています。
武の神を祀る勝負ごとにご利益のある神社とされており、そのため芸能人やスポーツ選手がよく訪れるそうです。
アクセス
交通
JR指宿枕崎線頴娃大川駅より徒歩約13分
指宿枕崎線の途中駅である西大山駅はJR日本最南端の駅として知られており、ここから見る開聞岳は絶品です。
こちらで2分間停車してくれたので、ホームに降りて撮影できました。
無人駅だらけの指宿枕崎線の中でも、頴娃大川駅の外観は秘境駅と言っていいくらいの衝撃的なものでした。
駅と反対方向を見ると森の間から開聞岳が顔を出していました。
駅から神社までは要所要所に案内看板が設けられており、道に迷うことはありません。
地図
鹿児島で頂いた御朱印(記事は下に続きます)
境内の見どころ
大鳥居
参道
石柱
かつて神社の鳥居として使用されていたものです。鳥居は1945年(昭和20年)の枕崎台風には耐えましたが、1951年(昭和26年)のルース台風では波にさらわれて海底に沈んでしまいました。
道路の拡張工事に際して60年ぶりに引き上げられ、この地で保存されています。
二の鳥居
拝殿
高波程度ではびくともしないようガッチリ造られているようです。社殿前に釜蓋のモニュメント(赤い矢印)があることに、これを書いている今になって初めて気が付きました。拝殿前の石段が後で問題になります。
内部にはお参りに来た著名人のサインが並んでいます。
正面の一番目立つところに飾られていたのは元HKT48宮脇咲良(鹿児島出身)のサインでした。
本殿
寿石
社殿向かって右奥にあり、石を撫でながら祈願すると良縁・子宝・安産の御利益があるといいます。
かまふた願掛けかぶり
備え付けの釜蓋を頭の上に載せ、手を使わずに鳥居から賽銭箱の前まで進んでお参りします。釜蓋を落とさずにお参り出来れば願いが叶うとされています。
私は1回で成功しました。釜蓋は想像していた以上に揺れるもので、特に拝殿前の石段が難所です。蓋が揺れたら収まるまで静止するというのがコツではないかでしょうか。
無料でできますが、釜蓋の持ち帰りは厳禁です。
開聞岳を望む「希望の岬」
神社は岬の先端のような場所に位置しています。
本殿裏側の岩礁と海に囲まれたようなスポットには「希望の岬」と呼ばれる場所が整備されていました。
こちらは海越しの開聞岳を眺められる絶景ビュースポットとして知られています。
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