山中諏訪神社では2種類の御朱印を頂けます。杜の中の鳥居のない神社ですが「行ってはいけない」神社ではありません。「おぼちゃん」という人形が人気で、子授けのご利益があるとされています。
御朱印は2種類
こちらでは山中諏訪神社と山中浅間神社の2種類の御朱印を頂けます。
御朱印所
山中諏訪神社の御朱印は社殿向かって右手の社務所で頂けます。
初穂料300円
御朱印
山中諏訪神社
山中浅間神社
新型コロナウィルス感染拡大中という社会情勢の中、御朱印は全て書置き対応という寺社が圧倒的ですが、こちらでは全て御朱印帳に直書きして頂けました。
山中諏訪神社の歴史と「おぼちゃん」のご利益
山中諏訪神社は富士五湖の一つである山中湖畔に位置する神社で、日本神話の女神である豐玉姫命を祀っています。
社伝によれば崇神天皇の時代である西暦104年に国中に疫病が蔓延し、勅命によって創建されたといいます。ちなみに崇神天皇は第10代で、実在した可能性のある最初の天皇とされています。
平安時代の966年には開墾の守護神として諏訪大明神として知られる建御名方命を合祀し、これにより諏訪大明神、山中明神とも呼ばれてきました。
建御名方命は代々の武田家当主も崇敬した部の神様です。1552年には武田信玄が北条氏との合戦に際して御加護を得ようと本殿を造営寄進しました。(公式HPでは武田晴信となっていますが、晴信は信玄の出家前の名前です。)
1684年には本殿が修築され、それ以降、安産子授けの守護神として人々の崇敬を受けています。
こちらでしか手に入らない「おぼちゃん」という人形が人気で、子授けのお守りと一緒に持つと赤ちゃんが来てくれると言われています。
アクセス
交通
富士急行富士山駅よりバスで約20分
富士急行河口湖駅より車で約20分
※バスは本数が少なそうなので、車をお勧めします。河口湖周辺には魅力的な神社が数多くあり、1社だけお参りして帰るのはもったいない。
地図
近隣の寺社
行ってはいけない神社ではない
山中諏訪神社には鳥居がなく、「鳥居を建立するたびに落雷で壊れてしまう」という話が伝わっています。だからといって決して怖いということはなく、「行ってはいけない」神社ではありません。
境内案内図
山中諏訪神社と山中浅間神社は国道138号線の両側に広がる森の中に位置しています。
相撲場
何故ここにあるかについては分かりませんでした。
御神木
旧御神木
樹齢約千年で、1991年8月の台風によって倒れ、その役割を終えました。
拝殿
本殿
厄神社
平安時代中期に出来た「薬神宮」が始まりといわれ、その後「疫神宮」「厄神宮」と称され、明治になって「厄神社」と改称しました。災難防護、病気平癒、産業繁栄、文芸、学問の神として知られており、それに加えて現在では厄除祈願、安全祈願が行われています。
山中浅間神社
山中浅間神社は国道138号線を歩道橋で渡った先にあります。
平安時代の931年にこの地の郷民が社殿を造営し、木花開耶姫命、天津彦々火瓊々杵尊、大山子祇命を勧請して奉ったことが始まりとされています。
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