香川の津嶋神社で夏季大祭限定の御朱印を頂きました。沖合の小島に設けられた神社で、年に二日間だけ橋を渡って本殿までお参りに行けます。
- 津嶋神社の夏季大祭限定御朱印
- 津嶋橋をデザインした御朱印帳
- 浮世絵の題材にもなった美しい神社
- 「日本一営業日が短い」最寄り駅
- 夏季大祭期間中の境内
- 年に二日だけお参りできる拝殿と本殿
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津嶋神社の夏季大祭限定御朱印
御朱印所
津嶋神社の御朱印は祈祷殿左側の社務所で頂けます。
通常はどっしりとした書体の直書き御朱印を頂けるようですが、夏季大祭期間中であったため特別御朱印のみ扱っていました。
初穂料 800円
御朱印
見開きで書置きの特別御朱印を頂きました。
津嶋橋をデザインした御朱印帳
津嶋神社では島へ渡る橋をデザインしたオリジナル御朱印帳を扱っています。サイズは小型のみです。
浮世絵の題材にもなった美しい神社
津嶋神社は香川県三豊市にある神社で、拝殿と本殿が沖合250mにある小島にあり、橋で結ばれた海岸線にそれ以外の施設が置かれています。
16世紀末にこの地域で女の歌声が聞こえ、巫女に「この島に木を植えてご神体として祀れば子供や牛馬を病から守る」という神託があったといいます。そこで人々が島に鳥居を建てたことが神社の起源とされています。牛馬の病気が大流行して周辺地域で200頭以上の牛馬が死んだ際も、この里では一頭も病気にならなかったといいます。現在では「こどもの守り神」として人々の信仰を集めています。
このあたりは潮干狩りができる程の遠浅の海岸となっており、歌川広重により諸国名所百景「讃岐久保谷のはま」として浮世絵に描かれています。
島にはもともとは船で渡っていましたが、1933年に橋が架けられました。自然災害等の影響もあって度々架け替えられ、現在の橋は4代目になります。島に渡ることができるのは毎年8月4日・5日の二日だけでそれ以外の期間は通行禁止として入り口が封鎖され、橋桁に敷き詰められる板も外されます。
「日本一営業日が短い」最寄り駅
津嶋神社の夏季大祭期間中は予讃線の海岸寺駅~詫間駅間に臨時駅である津島ノ宮駅が開業します。
毎年二日間だけ営業する「日本一営業日が短いJR駅」として知られています。
ホームは駅というよりは土塁、あるいは高台という印象です。
カーブの途中に設けられているため、電車がかなり傾いた状態で入線してきます。(JR四国は電化されている区間が限られるため、「電車」という単語は注意して使わなければなりません。)
ホームとの間隔や段差は相当なものがありました。
年に二日だけのお祭りであるため来場者の数は多く、電車が到着するたびにホーム上は大変な混雑になります。
夏休み期間だけ営業する山小屋のような建物が駅の事務室です。
臨時駅で自動改札が設置されていないので、津島ノ宮駅では交通系ICカードは使用できません。
駅から神社まではほんの数分です。ちなみに車の場合は駐車場から2~3㎞歩くことになるようです。
周辺の見どころ
夏季大祭期間中の境内
夏季大祭の二日目にお参りしました。香川県内でうどん以外にやりたいことで残っているのはもはや津嶋神社の橋を渡ることだけであり、この二日間を逃してしまうと来年までできません。現地が殺人的な暑さになっていることは承知の上で、スケジュールを調整してあえて行ってきました。
大鳥居
手水舎
祈祷殿
夏季大祭の二日間以外はこちらにお参りするようです。
津嶋橋
しあわせ橋とも呼ばれており、8月4日・5日の二日間だけ渡ることができます。大人500円・小学生200円の渡橋料を払って切符を買います。
この二日間以外は橋げたの上の板が取り外されます。
海の水深は浅いようです。
年に二日だけお参りできる拝殿と本殿
拝殿
島の中央の高台に建てられています。
二日間の参拝者は延べで10万人を超えるそうです。
本殿
素戔嗚命を祀っており、牛馬と子供の守護神「牛頭天王」とも呼ばれています。
本殿の後方からは瀬戸内海の美しい眺望を楽しめます。
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