秩父三山の一つである宝登山神社(ほどさんじんじゃ)は長瀞駅徒歩約11分の場所にあり、縁結びや金運アップのご利益で知られています。。御朱印は2種類で書体が全く違っていました。
宝登山神社の御朱印
こちらでは宝登山神社と奥宮の2ヶ所で御朱印を頂けます。
宝登山神社
御朱印所
拝殿向かって右手にあります。こちらで申し出ればロープウェイの割引券がもらえます。
初穂料300円
御朱印
はきはきした書体の御朱印です。
奥宮
御朱印所
拝殿後方にあります。どう見ても土産物屋にしか見えないのでご注意ください。
初穂料300円
御朱印
書体は宝登山神社とは全然違いますが、こちらも格調高い御朱印です。
宝登山神社の由緒とご利益
111年の東征の際、日本武尊は森の中に泉が現れたのでここでみそぎをして身を清め、神霊を拝するために山に登りました。一行は途中で山火事に巻き込まれ窮地においこまれましたが、突然現れた巨犬が猛火を消し止め、山上まで一行を案内します。日本武尊はこの出来事を山の神の神恩として感謝し、神日本磐余彦尊(神武天皇)・大山祇神(山の御神霊)・火産霊神(火の御神霊)の三柱を鎮祭し、この山を「火止山(ほどやま)」と名づけました。その後「宝珠の玉が光り輝きながら山上に飛翔する」という神変が起こり、山名と社号はこの吉祥事により「宝登山」に改められました。
現在では縁結びや金運アップのご利益で知られています。
アクセス
交通
秩父鉄道長瀞駅徒歩約11分
長瀞駅で下車すると駅前にさっそく一の鳥居があります。
一の鳥居から宝登山までは一本道です。写真中央よりやや左の上部にロープウェイが見えます。
地図
宝登山神社の境内
境内案内図
二の鳥居
社殿
階段の上に立派な社殿が見えてきました。
本殿、幣殿、拝殿が一体となった権現造りで1847年から1874年にかけて再建されました。
拝殿・本殿の随所に彫刻が施されています。平成22年の大改修の際に彩色が施され、創建当時の美しさがよみがえっています。
黄石公が与える試練に耐える張良の姿を描いた彫刻です。試練に耐えた張良は秘伝の兵法書を授けられ、劉邦の軍師として漢の建国に貢献しました。
三千年に一度しかならない仙桃を盗み食いして逃げた武帝の家臣である東方朔の彫刻です。
本殿
社殿の裏側の本殿です。
日本武尊みそぎの泉
神楽殿
御神木
境内社
宝玉稲荷神社(案内図①)
五穀豊穣、商売繁盛、家内安全といった福徳をもたらし、特に遺失物があった時にお参りすると戻るといわれています。
天満天神社(案内図②)
学問の神様・農業守護の神様として崇敬されています。
日本武尊社(案内図③)
ロープウェイやケーブルカーに乗る寺社
ロープウェイで上がる奥宮
神社創立のゆかりの地である宝登山の山頂には宝登山神社奥宮があります。
1時間程度で登れる高さのようですが、時間の関係もあるのでロープウェイを利用しました。中央よりやや左手の三角形に見える市街地の真ん中に駅前に立つ一の鳥居が見えます。
山頂からは遠く武甲山を望むことができましたが、こんなに削っちゃってこの先どうするつもりだろうと思います。
ロープウェイ山上駅から10分くらいの場所に宝登山神社奥宮はあります。
SLの汽笛の音が宝登山まで聞こえてきた
宝登山神社は秩父三社の中ではアクセスが容易で、また山の麓から山頂にかけて立体的にお堂が配置されています。大改修により創建当初の姿を取り戻した彫刻は大変に艶やかであり、そういった点がミシュランに評価されたのかもしれません。
秩父鉄道を走るSLの汽笛の音が宝登山まで聞こえてきましたが、予想外に迫力のある音に驚かされました。タイミングが合わず走る姿を見ることはできませんでしたが、その昔鈴鹿にF1を見に行った時に聴いたエンジン音と同じくらい魂を揺さぶられるものを感じました。
秩父は様々な魅力をもった地域であり、今後時間をかけて掘り下げてみたいものです。
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