大田区の新田神社では書置きの御朱印を頂けます。南北朝時代に南朝の忠臣だった新田義興を祀った神社で、破魔矢の起源だという境内には様々な見どころがあります。
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桜をデザインした書置き御朱印
御朱印所
御朱印所は社殿右奥の社務所です。こちらでは書置きの御朱印を頂けます。
受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円
御朱印
開花目前の時期ということもあって桜をデザインした書置き御朱印を頂きました。
過去に頂いた御朱印
2019年(令和元年)11月24日付で、「石の彫刻 LOVE神社」のモニュメントも描かれています。
新田神社の由緒
新田神社は新田義貞の次男で南北朝時代に南朝の忠臣だった新田義興を祀った神社です。
新田義興は無類の勇将として知られており、元服に際して後醍醐天皇より「義興」の名を賜ったほどの武将であったと言います。しかし鎌倉を巡る北朝側との攻防の中で足利氏の奸計にはまり、主従14人で矢口渡から多摩川を渡る際に襲撃を受けて1358年に討ち死にしてしまいました。
その後この周辺で天変地異が相次いで人々を悩ませるようになったため、近隣の住民が義興の霊を鎮めるために墳墓の前に神社を創建して義興を祀ったことが新田神社の起源とされています。
開運と幸せを導く霊験あらたかな神様として人々の崇敬を集めており、江戸時代に歌舞伎や浄瑠璃の題材となったこともあって江戸庶民の間で新田詣が始まりました。
現在では周辺の商店街と一体化したような存在となっており、東急多摩川線の武蔵新田駅の駅名は神社の名前からとられました。
アクセス
交通
多摩川線武蔵新田駅徒歩約3分
地図
周辺の寺社(記事は下に続きます)
境内の見どころ
鳥居と社号標
御神木の欅
樹齢700年とされ、真っ二つになった状態でも青々と葉をつけています、そこから御神木に触れると「健康長寿」「病気平癒」「若返り」の御利益が授かると言い伝えられています。
道路側の鳥居から中に入り、できるだけ長くご神木に触れて社殿側の鳥居から出るのが作法のようです。
手水舎
破魔矢のオブジェ
拝殿の前に立っているのは破魔矢のオブジェです。
新田氏には「水破」「兵破」という二本の矢が家宝として伝わっている伝説があり、江戸時代には門前の茶店で「義興の矢」という矢が売り出されていました。
平賀源内がそこに目をつけ、矢を魔除けのお守りとして売り出すことを神社に進言して誕生したのが「矢守」で、これは全国の神社で販売されている破魔矢の起源であるとされています。
社殿
1871年に造営された社殿が先の大戦における空襲で焼失してしまっため、明治神宮で仮社殿として使用されていた本殿と幣殿を譲り受けて1960年に復元造営されました。
拝殿はそれに合わせて新築されたものです。
唸る狛犬
元々は雌雄2体ありましたが吽像は戦災で失われ、現在は阿像1体のみ残っています。新田義興に対して謀略を企てた足利家家臣やその末裔が神社付近に来ると雨を降らし、うなり声を上げたという言い伝えがあります。
御塚
社殿の後方に15mほどの円墳があり、義興の遺骸を埋めた墳墓と伝わっています。柵で囲われていて中に入ると必ず祟りがあるといわれています。
境内社
境内社の稲荷大明神は江戸時代に伏見稲荷大社より勧請しました。
珍しいモニュメント
神社が多くの人々が集まる場所となるよう、新田神社の境内には様々な珍しいモニュメントが設けられています。
「石の彫刻 LOVE神社」
ここで写真を撮ったカップルに幸せが訪れることを願って作成されました。
「石の卓球台」
近所の人々が集まる場所となることを願って作成されました。ラケットやボールを無料で借りることができます。
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