大塚の天祖神社では直書き・書置きを取り混ぜた3種類の御朱印を頂けます。実は700年近い歴史を持ち、地元の人々に愛されている神社です。
是非こちらもご覧ください
御朱印は3種類
御朱印所
天祖神社の御朱印は社殿向かって左手の社務所で頂けます。
こちらでは本社御朱印(直書き)・本社御朱印(書置き)・末社富士神社(書置き)の3種類の御朱印を頂けます。
受付時間 9:00~17:00
初穂料 500円
御朱印
今回は本社御朱印(直書き)のみ頂きました。御朱印上は「巣鴨天祖神社」のようです。
オリジナル御朱印帳
天祖神社では都電を描いたオリジナル御朱印帳を扱っています。
価格1500円
天祖神社の700年近い歴史
「天祖」とは天皇の先祖のことで、多くの場合は皇室の祖先神である天照大神のことを意味します。
天祖神社は大塚駅前に鎮座する神社です。現在の巣鴨~大塚~東池袋まで広がっていたかつての巣鴨村の総鎮守とするため、鎌倉時代末期の14世紀前半に領主が伊勢神宮から分霊を勧請してきました。そのため700年近い歴史がある神社ということになります。
当初は「神明社」や「神明宮」と呼ばれていて、神仏習合の影響により別当寺の福蔵寺の敷地内に境内がありました。そして江戸時代に鬼子母神信仰が流行すると天祖神社にも法華経の守護神である十羅刹女が祀られます。
明治になって神仏分離令が出されると福蔵寺が分離されて十羅刹女は現在の東福寺に遷され、1873年(明治6年)より現在の社号となしました。
アクセス
交通
山手線大塚駅より徒歩約3分
立地
天祖神社は多くの買い物客で賑わうサンモール大塚商店街の中に位置しており、そのため商店街の看板も鳥居型です。
また境内は都電の線路に隣接しています。
地図
都電沿線で頂ける御朱印(記事は下に続きます)
境内の見どころ
社号標
大塚駅前にある社号標は海軍大将で先の大戦中の最後の総理大臣であった鈴木貫太郎の揮毫によるものです。
大鳥居
商店街の中に位置しているため周辺は賑わいを見せており、通りがかった人の多くが社殿に向かって一礼していました。それだけ地元の人々に愛されている神社であるようです。
手水舎
人感センサー付きで、人が近づくと狛犬の口から水が流れ出します。
御神木
「縁結びの大イチョウ」として有名で、向かって右が女木で左が男木です。先の大戦中の空襲により大きく焼けてしまいましたが、驚異的な生命力で見事に蘇っています。
拝殿
壮麗を極めたという戦前の社殿は空襲により焼失してしまい、現在の建物は1966年に再建されたものです。
2023年に屋根替えの工事が実施されました。
本殿
天水桶
幕末に海岸防備用として独自の大砲を開発したことで知られる増田金太郎が鋳造したもので、1854年に奉納されました。
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。