松山の伊佐爾波神社では書置きの御朱印を頂けます。道後温泉駅前から一直線に延びた石段の上にある神社で、日本に三例しかない八幡造りの社殿がみごとです。境内には需要文化財が数多くあり、見どころだらけです。
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御朱印は書置き
御朱印所
伊佐爾波神社の御朱印は石段を上がってすぐ左手の授与所で頂けます。
こちらでは書置きの御朱印を1種類頂けます。
受付時間 9:00~17:00
初穂料 300円
御朱印
オリジナル御朱印帳
伊佐爾波神社では楼門を描いたオリジナル御朱印帳を扱っています。
価格 2000円
伊佐爾波神社の由緒
「日本最古の湯」と言われる道後温泉には大国主命や少彦名命といった神々から聖徳太子に至るまで来湯に関する数多くの伝説が残っています。仲哀天皇と神功皇后が来湯した際の行宮跡とされていたのが現在の道後公園のあたりで、そこに9世紀後半に創建されたというのが伊佐爾波神社の社伝です。
14世紀になってこの地に湯築城が構築されることになり、道後山の東南端にある現在の地に移転しました。
松山藩初代藩主である加藤嘉明により武運長久の祈願所とされ、三代藩主の松平定長は江戸城で弓の競射を命じられた際に必中を祈願します。祈願成就の御礼として1667年に建てられたのが現在まで残る社殿です。
アクセス
交通
伊予鉄市内電車道後温泉駅より徒歩約5分
石段の上から駅周辺が見渡せます。
地図
周辺で頂ける御朱印
重要文化財で満ちた境内の見どころ
路面電車やバスで道後温泉に到着すると、真っ先に目に入っているのが伊佐爾波神社の鳥居と楼門です。日本を代表する温泉街の入口のような場所で、とにかく目立つ神社でした。
大鳥居
道後温泉駅前のカラクリ時計や足湯のすぐそばにあり、嫌でも目に入ります。
標柱
社号標でも鳥居でもないこの一対の石柱は標柱(しめばしら)と呼びます。
石段
自然石を並べているのでデコボコしており、また傾斜も急なので上るのがかなりきつい階段です。
石段を上がりきると温泉街から瀬戸内海まで一望できます。
松山城の天守を望むこともできました。
楼門(重要文化財)
道後温泉駅の駅前からでも見ることができる、伊佐爾波神社を象徴する建物です。
回廊(重要文化財)
楼門から左右に回廊が巡り、本殿を四方から取り囲んでいます。
申殿(重要文化財)
本殿の前に位置しており、拝殿の役割を果たしているように思います。
梁の上で屋根を支えている箇所の彫刻が独特で、日光東照宮の「眠り猫」を思い出しました。
本殿(重要文化財)
様式は「八幡造」といわれ、後殿・前殿の2棟の社殿が前後につながっています。
京都の石清水八幡宮・大分の宇佐神宮とともに全国で三例しかない建築様式です。
蝦虹梁
やや反りをもたせた梁を虹梁と呼び、特に高低差のある部分を支える際はエビが沿ったような屈曲した形状となることから蝦虹梁という名称となります。
本殿の蝦虹梁は極彩色に装飾されており、せり出した屋根と建物を支えています。
松山と言えば道後温泉と松山城
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