鎌倉の光明寺の御朱印は4種類で格式の高さを感じさせるものがあります。現存する木造の古建築では鎌倉一で重要文化財の大堂内は撮影可能で、境内は見どころに満ちています。
御朱印は4種類頂ける
御朱印所
御朱印は大殿に向かって左手にある寺務所で受け付けています。
こちらでは本尊「阿弥陀如来」、鎌倉三十三観音霊場第十八番「如意輪観世音」、開山「記主禅師」、④鎌倉二十四地蔵霊場第二十二番「延命地蔵尊」の四種類の御朱印を頂けます。
志納金300円
御朱印
今回は本尊の御朱印のみ頂きました。
湘南鎌倉四大寺院に相応しい格式のある御朱印を頂きました。
光明寺の歴史
光明寺は浄土宗の大本山で、円覚寺、建長寺、遊行寺と並んで湘南鎌倉四大寺院の一つに数えられています。
浄土宗三祖の良忠が鎌倉入りするのに合わせ幕府第4代執権の北条経時が1240年に佐助ヶ谷に蓮華寺を開いたのが始まりとされ、1243年に現在の場所に移され光明寺に改称しました。
その後歴代執権の帰依を受け、七堂伽藍を整え関東における念仏道場の中心となります。江戸時代になると徳川家康により浄土宗の関東十八檀林の筆頭に定められました。
湘南鎌倉四大寺院
アクセス
交通
横須賀線鎌倉駅から京浜急行バス7番乗り場「逗子・葉山駅」行き、光明寺前下車
地図
「鎌倉最大」に満ちた光明寺の境内
総門
1495年に創建され寛永年間(1624年~1628年)に再興された総門です。当初はもっと大きな門であったといいます。
山門
鎌倉に現存する最大規模を誇る山門です。もともと鶴岡八幡宮にあったものを1847年に移築しました。
荏柄天神社をご紹介した際に触れましたが、かつては鶴岡八幡宮で工事がある度にそこで発生する廃材を他の神社で活用することが当たり前のように行われていました。
「天照山」の扁額は後花園天皇の筆によるものです。
撮影可能な大殿(重要文化財)
1698年に建立されました。現存する木造の古建築では鎌倉一の大堂で国の重要文化財となっています。
寺社において堂内は撮影禁止というのが普通ですが、光明寺ではなんと「大殿内写真撮影可」となっています。
有難く撮影させていただきました。
御本尊の阿弥陀如来像です。寶戒寺や九品仏の浄眞寺と同様に心行くまで拝むことができます。柔らかい表情が印象的でした。
石庭
大殿南側の三尊五祖の石庭です。
三尊とは、極楽浄土の阿弥陀仏とその脇士たる観音・勢至の二大菩薩を表し、五祖は浄土教を説法流布された釈尊(印度)善導(中国)法然・鎮西・記主(日本)の浄土宗五大祖師を示します。
記主庭園
阿弥陀堂の前面に池をつくり蓮を植え、花園を設けるなどしたもので,極楽浄土の世界をこの世に再現しようとした浄土式庭園です。
開山堂
開山である良忠上人と歴代住職を祀っています。良忠が鎌倉入りしたことにより浄土宗が関東に広がったと言われています。
想像していた以上に素晴らしい寺院だった
光明寺のことは実は最近まで全く知らなかったのですが、想像していた以上に素晴らしい寺院であることに驚かされました。立派な寺院建築や美しい庭園を鑑賞し、優しい表情の仏像を拝むことができます。そして堂内の写真も撮ることができます。今後折に触れて来ることになるような気がしました。それ にしても鎌倉は奥が深い街です。
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