鎌倉の光明寺は浄土宗の大本山で、円覚寺、建長寺、遊行寺と並んで湘南鎌倉四大寺院の一つという歴史のある寺院です。御朱印もそういった格式の高さを感じさせるものがあり、鎌倉に現存する最大規模を誇る山門や現存する木造の古建築では鎌倉一の大堂など、境内は見どころに満ちています。
光明寺の御朱印
御朱印所
御朱印は大殿に向かって左手にある寺務所で受け付けています。
こちらでは本尊「阿弥陀如来」、鎌倉三十三観音霊場第十八番「如意輪観世音」、開山「記主禅師」、④鎌倉二十四地蔵霊場第二十二番「延命地蔵尊」の四種類の御朱印を頂けます。
志納金300円
御朱印
今回は本尊の御朱印のみ頂きました。
湘南鎌倉四大寺院に相応しい格式のある御朱印を頂きました。
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材木座とはどのような場所か
光明寺付近まで来ると材木座海岸が間近になります。鎌倉幕府の成立以降、街を都市化するためには大量の物資を運び込む必要がありますが、三方を山に囲まれた場所ですので水運に頼るほかありません。しかし鎌倉の海は遠浅であるためそのままでは大きな船が入ることができないため、日本最古の人工の港湾施設が作られたのがちょうどこのあたりでした。
ここに全国各地から石を運び込んで埋め立て、人工島の和賀江島をつくりました。ここに防波堤の機能も備えた港を築いたことが街の発展につながります。現在ではほとんど水没してしまいましたが、鎌倉を語る上では欠かせない場所なのです。材木座という地名はここが建築用木材の集積場となったことから生まれたと言います。
今話題のフライボードをやっていましたが、なかなか上手いものでした。ちなみに手前にある漁船のあたりの水面上に石がごろごろしていますが、これが和賀江島の跡です。
光明寺の歴史
光明寺は浄土宗の大本山で、円覚寺、建長寺、遊行寺と並んで湘南鎌倉四大寺院の一つに数えられています。
浄土宗三祖の良忠が鎌倉入りするのに合わせ幕府第4代執権の北条経時が1240年に佐助ヶ谷に蓮華寺を開いたのが始まりとされ、1243年に現在の場所に移され光明寺に改称しました。
その後歴代執権の帰依を受け、七堂伽藍を整え関東における念仏道場の中心となります。江戸時代になると徳川家康により浄土宗の関東十八檀林の筆頭に定められました。
アクセス
交通
横須賀線鎌倉駅から京浜急行バス7番乗り場「逗子・葉山駅」行き、光明寺前下車
地図
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「鎌倉最大」に満ちた光明寺の境内
総門
1495年に創建され寛永年間(1624年~1628年)に再興された総門です。当初はもっと大きな門であったといいます。
山門
鎌倉に現存する最大規模を誇る山門です。もともと鶴岡八幡宮にあったものを1847年に移築しました。
荏柄天神社をご紹介した際に触れましたが、かつては鶴岡八幡宮で工事がある度にそこで発生する廃材を他の神社で活用することが当たり前のように行われていました。
「天照山」の扁額は後花園天皇の筆によるものです。
大殿(重要文化財)
1698年に建立されました。現存する木造の古建築では鎌倉一の大堂で国の重要文化財となっています。
寺社において堂内は撮影禁止というのが普通ですが、光明寺ではなんと「大殿内写真撮影可」となっています。
有難く撮影させていただきました。
御本尊の阿弥陀如来像です。寶戒寺や九品仏の浄眞寺と同様に心行くまで拝むことができます。柔らかい表情が印象的でした。
石庭
大殿南側の三尊五祖の石庭です。
三尊とは、極楽浄土の阿弥陀仏とその脇士たる観音・勢至の二大菩薩を表し、五祖は浄土教を説法流布された釈尊(印度)善導(中国)法然・鎮西・記主(日本)の浄土宗五大祖師を示します。
記主庭園
阿弥陀堂の前面に池をつくり蓮を植え、花園を設けるなどしたもので,極楽浄土の世界をこの世に再現しようとした浄土式庭園です。
開山堂
開山である良忠上人と歴代住職を祀っています。良忠が鎌倉入りしたことにより浄土宗が関東に広がったと言われています。
想像していた以上に素晴らしい寺院だった
光明寺のことは実は最近まで全く知らなかったのですが、想像していた以上に素晴らしい寺院であることに驚かされました。立派な寺院建築や美しい庭園を鑑賞し、優しい表情の仏像を拝むことができます。そして堂内の写真も撮ることができます。今後折に触れて来ることになるような気がしました。それ にしても鎌倉は奥が深い街です。
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