雑司ヶ谷の大鳥神社では2種類の直書き御朱印を頂けます。もともとは鬼子母神堂内に設けられ、明治になって分離された神社です。毎年11月の酉の日には酉の市が開催されます。
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御朱印は2種類で直書き
都電荒川線沿線には数多くの神社が鎮座しており、その中でも特に尾久八幡神社・七社神社・天祖神社・大鳥神社の4社は「都電神社めぐり」と呼ばれています。
御朱印所
大鳥神社の御朱印は社殿向かって左手の社務所で頂けます。
こちらでは大島神社と境内社である西宮神社の恵比寿神の2種類の御朱印を頂けます。
初穂料 500円以上のお気持ちで
御朱印
都電神社めぐりの4社では御朱印に都電のスタンプを押してもらえます。このご時世に直書き御朱印が頂けるのは本当にありがたいです。
オリジナル御朱印帳
都電神社めぐり各社では専用の御朱印帳を扱っています。「レトロ車両」と呼ばれる都電9000系を表紙に描いており、赤と青の2種類あります。
価格 1500円
大鳥神社の由緒
大鳥神社の創建は1712年とされています。
出雲藩主松平出羽守の嫡男が疱瘡にかかった際、出雲国鷺浦・鷺大明神(現・伊奈西波岐神社)に祈願したところ無事平癒しました。そこで屋敷の近隣にあった鬼子母神境内に鷺明神(さぎみょうじん)を勧請、手水舎の傍らに奉斎したのが創祀といわれています。
創建時のいきさつから厄病除けの神として尊崇されていました。
明治政府によって出された神仏分離令により鬼子母神から分離して神社として存続を図ることとなり、大門ケヤキ並木沿いにあった料亭の敷地内に遷座して大鳥神社と改称し、併せて御祭神も日本武尊に変わりました。1887年に旧幕臣より寄進された社地に移転し、現在に至っています。
「鷺」・「大鳥」と鳥にまつわる神社であり、11月の酉の日には毎年盛大に酉の市が行われます。
アクセス
交通
東京メトロ副都心線 雑司が谷駅
都電荒川線 鬼子母神前停留所 徒歩約2分
大鳥居のすぐ前に都電の線路が敷かれています。
地図
近隣の寺社
酉の市準備中の境内の見どころ
二の鳥居
拝殿
1917年に建てられた社殿が老朽化し、1982年に現在の建物に建て替えられました。賽銭箱が巾着型という大変に珍しい形状で、これは神社の社紋に由来しています。
露店
毎年11月の酉の日には酉の市が開催されています。2022年は4日が一の酉ということで、縁起熊手を売る露店の準備が進んでいました。
境内社
三杉稲荷神社
もとは日出町の都電通り沿いで個人が祀っていましたが、首都高速五号線の用地となったことから1967年に遷座してきました。
西宮神社
かつて鬼子母神堂境内に鎮座していた頃に恵比寿神も祀られていましたが、その後行方が分からなくなってしまいました。
都営副都心線の開通で2008年に雑司が谷駅が開設され、それに合わせて地域活性化のために雑司が谷七福神の創設が決定しました。大鳥神社には恵比寿神を祀ることになり、2010年に兵庫県の西宮神社から勧請してきました。
街並みと一体化していた
山手線の内側にありながら雑司ヶ谷周辺は下町の雰囲気がプンプンしているエリアで、鬼子母神堂と同様に大鳥神社も街並みと完全に一体化していました。江ノ電と御霊神社の組み合わせは鎌倉の名所の一つですが、都電と大鳥神社の組み合わせもいいものです。
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