桐生天満宮では力強くカラフルな御朱印を頂けます。社殿の外壁に施された精巧で華麗な彫刻は日光東照宮を思わせる見事さです。毎月開催される骨董市は関東三大骨董市の一つとされて大変に賑わいます。
桐生天満宮の御朱印
御朱印所
この日は平日であったため御朱印は参道脇の宮司宅で頂きました。
見たところ完全な民家で少々躊躇しましたが、インタホンを押すと快く対応して下さいました。
初穂料300円
御朱印
力強くカラフルな御朱印を頂きました。
桐生天満宮の由緒
桐生天満宮はおよそ1800年前にこの地の祖先神を祀った磯辺明神が起源となっています。1350年頃に京都の北野天満宮の御分霊を合祀して桐生天満宮と改称し、徳川家康の東征において徳川家累代の祈願所となりました。
1591年に下久方村(現在の天神町三丁目付近)から現在地に遷座したといわれ、桐生領54ヵ村の総鎮守格でした。
1600年の関ケ原の合戦に際しては軍旗に用いる絹織物を社殿に献上して戦勝祈願を行った関係で、戦後になると境内に織物市が開設されました。江戸時代になって全国的に産業と商業が活発化する中、桐生が絹織物の産地としてこの時代を代表する商業都市の一つとなったのはこのことがきっかけでした。
毎月第一土日曜日には境内で骨董市が開かれますが、この骨董市は関東三大骨董市と云われ、関東周辺から5千人の人が集まり賑わいます。
アクセス
交通
JR両毛線桐生駅徒歩約25分
地図
周辺の寺社
桐生天満宮の境内
一の鳥居
駅から20分ほど歩いて桐生天満宮の一の鳥居にたどり着きました。
参道
郊外の小さな神社かと思っていたのですが、意外な程の大きさに驚きました。
二の鳥居
御神木の大銀杏
右手に祀られているのが機神神社です。
太鼓橋
大抵の神社と同様に通行禁止となっていました。神社の参道に架かる橋は神様のためのものということなのでしょう。
からくり人形水車
桐生天満宮御開帳の飾り物として上演された人形芝居において、人形を動かすための動力として用いられました。
神楽殿
撫牛
天満宮に撫牛は欠かせませんが、妙に小さかったのが印象的です。
表神門
江戸時代の社殿建設の際に実現しなかった神門建設を平成の大修理の際に実現したものです。
中央に「桐生門」の額が掲げられていました。
日光東照宮を思わせる社殿の彫刻
本殿・弊殿の外壁には精巧で華麗な彫刻が施されており、内部にも同様な彫刻とともに壁画も描かれています。日光東照宮の陽明門を思わせます。
建築当初は極彩色に彩られていたということで、関東の近世神社建築の特徴をよく示した優れた文化財とされています。
1778年に起工され1799年に落成しました。
境内社
財福稲荷神社
傍らには南蛮灯篭が建立されています。
宝船神社
七つの境内社を統合しました。
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