高円寺の氷川神社(高円寺)内にある気象神社は全国で唯一の気象の神様ということで晴天祈願のお参りで訪れる人が絶えず、その日の天気次第で内容が変わる御朱印は平日でも行列ができるほどの人気となっています。天気ということで境内は下駄で満ち満ちていました。
気象神社の御朱印はその日の天気次第で内容が変わる
御朱印所
御朱印所は社殿向かって右手の社務所でいただけます。酷暑の日中ということでこの日はたまたま閑散としていましたが、普段は平日であっても20分程度の待ち時間は当たり前で、週末になると1時間待ちということもあるようです。(帰るときには3人並んでいた)
そのためお守りやお札を希望する人は左手の入り口から社務所の中に入るよう案内されています。
受付時間9:00~15:00 木曜定休(扱える人が一人しかいないため)
初穂料500円
御朱印
氷川神社と気象神社の御朱印は寺社名の書かれた印章を押す「版木押し」タイプです。また神職(実に多弁な方だった)が手彫りしたカラフルなスタンプが添えられています。
氷川神社
スタンプは毎月内容が変わります。
気象神社
手作り感でいっぱいの御朱印です。左上のスタンプはその日の天気によって変わり、この日は雲を描いたスタンプが押されました。
氷川神社の由緒
氷川神社の由緒については諸説あります。源頼朝が奥州征伐の際にこの地に立ち寄り社殿を建立させたとも、随伴していた兵がこの地で帰農して大宮氷川神社を勧請したともいわれています。また宿鳳山高円寺が建立された天文年間に併せて創建され、高円寺が別当寺となったともいう説もあります。
その後高円寺村の鎮守となりますが、先の大戦の空襲により社殿が焼失し、現在の社殿は昭和46年に再建されたものです。
気象神社の由緒
もともとは現在の高円寺北4丁目にあった旧帝国陸軍気象部の構内に昭和19年に創建された神社で、気象観測員が出勤前にお参りして気象予報の的中を祈願していました。
戦後撤去されるはずが手違いにより残り、昭和23年に現在の地に遷座されました。
アクセス
交通
中央線高円寺駅徒歩約1分
地図
周辺の寺社
氷川神社の境内
大鳥居
看板
氷川神社と並び気象神社(全国唯一)と書かれています。
拝殿
本殿
伊勢神宮を模した造りとなっています。
神輿庫
下駄で満ちていた気象神社の境内
気象神社は氷川神社の左手に位置しています。当初知名度の低かった神社ですが、気象予報士資格が誕生すると受験者の間に知られるようになりました。現在では気象予報士試験の合格祈願だけでなく、大切な予定のある日が晴天となることを祈願する人が数多くお参りしています。
参道
社殿
現在の社殿は遷座55周年にあたる平成15年に再建されたものです。
下駄を模った絵馬
気象神社の絵馬は天気占いにちなんで下駄を模ったものとなっています。
「この日が晴れますように」という絵馬で埋め尽くされていましたが、中にはすごいものもありました。
「あ~した、天気にな~れ!」と言いながら靴や下駄を遠くへ飛ばすなんて今の子供たちはやっているのでしょうか。NHKの故生方恵一アナウンサー(故人になっていて驚いた)がかつてFMラジオの人気番組の中で、通常の天気予報に加えてスタジオで実際に下駄を投げる「下駄天」をやっていたことを思い出します。
境内社
氷川神社の境内には気象神社の他に御嶽神社、日枝神社、伏見稲荷神社が祀られています。
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