中野氷川神社は1030年に創建された神社で、現在まで何と千年近い歴史があります。この地域を南北に貫く超幹線道路である山手通りから一歩奥まった場所にある、大変に静かな神社で、極めてオーソドックスな書置き御朱印を頂けます。
中野氷川神社の御朱印
御朱印所
中野氷川神社の御朱印は参道左手の社務所でいただけます。全て書置き対応のようです。
受付時間10;00~16;00
初穂料300円
御朱印
極めてオーソドックスな書置きの御朱印です。
何と千年近い歴史がある
中野氷川神社は1028年に発生した平忠常の乱の鎮定を祈願して、1030年に源頼信が武蔵一宮氷川神社を勧請して創建されました。
平忠常の乱は平将門の乱の約100年後に発生した関東における大反乱です。当時の関東は京都における朝廷の力が及ばないような地域であり、平将門の乱後も平氏同士の争いが絶えませんでした。
乱を2年間鎮定できなかった朝廷は新たな追討使として源頼信を派遣し、ようやく平忠常を降伏させることが出来ました。これ以降関東において源氏が勢力を拡大し、後の鎌倉幕府誕生に結び付きます。関東において影響力を失った平氏は、逆に西日本において勢力をふるうようになります。
1477年には太田道灌が江古田・沼袋の戦いに臨む際に戦勝を祈願し、凱旋後に社殿を造営しています。
中野氷川神社は旧中野村の鎮守社で現在も区内の総鎮守とも言える地位であり、36町会もの氏子区域を抱えていて、毎年9月下旬に行われる例大祭は区内最大級と評されています。
アクセス
交通
総武線・大江戸線東中野駅徒歩約5分
丸ノ内線・大江戸線中野坂上駅徒歩約5分
地図
近隣の寺社
中野氷川神社の境内
一の鳥居
山手通り側の鳥居です。
狛犬
昭和16年に奉納されたものです。
神楽殿
祭礼時に石山社中による神楽を奉納しています。
拝殿
社殿は戦後再建されたものです。
本殿
境内社
塩竃神社・稲荷神社
御嶽神社・北野神社
右端は区登録有形文化財の庚申塔です。
東中野は都心部における穴場的エリア
東中野は私がかつて約1年間不動産の営業として勤務した地域です。もともとは大久保と並んで中央線快速が通過してしまう地味な存在の駅でしたが、平成9年に大江戸線が開業してターミナル駅となり、平成24年に西口に大型商業施設のアトレヴィ東中野店が開業するなど再開発が着々と進行しています。
一方で神田川が流れる東口方面では駅前であっても閑静な住宅が広がっており、地域を代表する桜の名所でもあります。
住環境の良さと生活の便が両立しており、同じ総武・中央線沿線の中野、阿佐ヶ谷、荻窪よりは地味ではありますが、都心部における穴場的エリアであることは間違いないと思います。
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