玉簾神社は以前は書家が書いた芸術的御朱印で知られた神社でしたが、2020年夏をもって終了したようです。縁結びのご利益で知られる九頭竜神社の唯一の分社で、美しい滝が見どころの小さな神社です。
以前は書家が書いた芸術的御朱印を頂けた
御朱印所
玉簾神社では以前はプロの書家が書いた芸術的御朱印が頂けたのですが、2020年の夏をもって終了となってしまったようです。現在では神社入口に設置された自動販売機か天成園のフロントで書置き御朱印を頂くようです。
御朱印
かつて頂いた御朱印です。
九頭龍神
縁結び
夢叶う
ご利益いっぱいの九頭龍明神
玉簾神社は芦ノ湖の神様である九頭龍明神を祀る唯一の分社で、箱根湯本の「滝通り温泉郷」の最も奥にある天成園の敷地内にあります。
九頭龍神社と西武グループ
火災で焼失していた浅草寺の雷門を寄進したのは松下幸之助ですが、九頭龍神社の場合西武グループの堤一族が登場します。創始者の堤康次郎氏は駒ヶ岳山上の奥宮を寄進し、息子の堤義明氏は荒廃していた九頭龍神社本宮を再建しました。そして九頭龍神社の周辺の土地一帯を西武グループで買収してしまったのです。現在九頭龍神社は「九頭龍の森」の中にあり、500円の入園料が必要となっています。西武グループが全国にプリンスホテルを建て、遂にはプロ野球球団を持つまでになったのは龍神様の御利益なのかもしれません。(堤一族が没落するのも早かったですが。)それだけのパワーのある九頭龍明神の分社ですから玉簾神社は縁結びの神として崇められています。
そのためお守りもいかにも縁結び的な色とデザインになっています。
天成園は西武グループとは無関係
それだけパワーのある九頭龍神社の唯一の分社を敷地内に持つということですから天成園も西武グループであるに違いないと思って調べたのですが、現在は「万葉の湯」のグループに属していて西武のせの字も出てきませんでした。(開業当初はどうだったかはわかりません。)
アクセス
交通
箱根登山鉄道箱根湯本駅徒歩約12分
地図
尚、駐車場は天成園の駐車場を利用することになります。一番手前の平面式の場合30分以内は無料で、それ以上は500円だったと記憶しています。
玉簾神社の境内
飛烟の滝
天成園の脇の道を奥に進み、庭園に入るとまず「飛烟の滝」があります。
玉簾の湧き水
ここでは「玉簾の湧き水」を飲むことができます。古くから延命水として尊ばれてきたもので、バランスよくミネラル分を含んでいます。
玉簾の滝
さらに奥に進むと与謝野晶子も愛した玉簾の滝があります。かつて昭和天皇もこの地を訪れました。
鳥居
玉簾神社の鳥居は二つの滝の間に位置しています。
石段
ここから玉簾神社の社伝までは落石の危険もあるような105段の石段を登らなければなりません。
社殿
石段の先に社殿が見えてきました。
社殿はこじんまりとしていました。