今回は9月15日・16日の両日開催される横田基地友好祭2018の模様をご紹介します。あえて雨天の初日に行ったため行列も少なく、その上途中で雨も止んだこともあって存分に楽しむことができました。飛行機に直に触れることができるのが基地イベントの魅力ですが、今年は最新の哨戒機の機長席に座ることができました。
- あえて雨天の初日に出かけた
- 行列が短かったので屋台も楽しめた
- 翼の短さに驚いたCV-22オスプレイ
- 「広い」の一言だった輸送機C-5
- 機長席に座ることができた哨戒機P-8
- 意外なところに管制室がある空中給油機K-C10
- 最も行列が長かった戦闘機F-16
- その他
- 飛行機のタイヤに触れるのは基地のイベントだけ
あえて雨天の初日に出かけた
今日は朝から雨模様であったので友好祭へ行くか否か迷ったのですが、天気予報とにらめっこしたうえで午後から雨が止むことに賭けて横田基地に向かいました。
昨年は初日が好天で二日目が台風直撃であったような記憶がありますが、そのため二日目は全ての展示物が待ち時間ゼロだったと聞いています。米軍基地のイベントは乃木坂46の握手会に匹敵するほどの行列がつきものですが、天気が悪ければそれほどでもないでしょう。
行列が短かったので屋台も楽しめた
入場口である第5ゲートに到着した昼過ぎには雨はほぼ止んでいました。厚木基地にせよ横田基地にせよイベントの際の入場口にはとんでもない行列ができているのですが、期待していた通り今年は全く行列がありません。
昨年は行列が凄すぎて飲食物の屋台に並ぶことは断念したのですが、今年は空いていることからこちらも楽しめそうです。
佐世保バーガー
昨年泣く泣くあきらめた佐世保バーガーの屋台に向かいました。他が閑散としているなかでもこちらだけはそこそこの行列ができています。
バンズの上にレタス、パティ、チーズ、目玉焼き、ベーコンと次々と重ねられています。
いろいろな味がミックスしてなかなか美味であったように思います。
ヤードグラスビール
昨年見かけて気になっていたのが「ヤードグラスビール」で、高さ1ヤードのグラス(プラスチック)にビールがなみなみと注がれています。
ネックストラップ付きなので飲みかけを首から下げることができ、飲み終えたら土産になります。
昨年は店を見つけることができなかったのですが、中央インフォメーションセンター脇の屋台でついに発見しました。お代わりもできるようなので、来年のイベントで活用できそうです。
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翼の短さに驚いたCV-22オスプレイ
今年の友好祭で最大の見どころがオスプレイではないかと思います。10月1日から横田基地に正式配備されるということですが、厚木基地の近くに住む私はこれまで何回もオスプレイが飛行している姿を見ています。
翼が短くとても飛行機には見えません。ヘリコプターとしてならいいとしても、飛行機として水平飛行する際にこんな短い翼で揚力がかせげるのでしょうか。(実際飛んでいるのだから物理学的な問題は無いのでしょうが、安定性は悪いと思います。)
オスプレイのコクピットです。
予想はしていましたが、格納庫内はとても輸送機と思えない狭さです。
オスプレイを間近で見るのは初めてでしたが、ゴテゴテした不自然な形状が気になりました。通常の飛行機やヘリコプターよりも操縦が難しいということだけは間違いないのではないかと思います。
オスプレイ導入時の議論では「オスプレイの方が安全で、むしろ全部オスプレイに切り替えなければならない」という意見が盛んに出されましたが、数字をいくらでも細工できる「事故率」を唯一の根拠としたこういう議論はいかがなものでしょうか。
「広い」の一言だった輸送機C-5
C-5は開発当時世界最大の輸送機であり、現在でもアメリカ軍の輸送機としては最大で、アメリカ陸軍が使用する全ての装甲戦闘車両と飛行機を米本土から世界中のどこであっても運ぶことができます。
機体の前部にも開閉扉があります。
貨物室内部はとにかく「広い」の一言です。
機長席に座ることができた哨戒機P-8
P-8は対潜戦システムを搭載した最新の哨戒機として敵(特に潜水艦)を発見することを主たる任務とする飛行機ですが、巡航ミサイルや魚雷も搭載していて攻撃も可能です。
探索任務にあたるオペレーターの席です。実戦においては戦争映画で見るような光景がこちらで繰り広げられるのでしょう。
壁の穴は対潜水艦音響捜索機器であるソノブイを海面上に投下するための設備ではないかと思います。
P-8ではコックピットに入ることもできました。
操縦桿に各種チェックシートが取り付けられています。
機長席からの眺めです。
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意外なところに管制室がある空中給油機K-C10
K-C10は空中給油を主な任務としていますが、戦術輸送や医療搬送にも使用されます。
機体後部の給油機のブームを伸ばして給油を受ける飛行機の燃料口に燃料パイプを差し込んで給油を行います。
機内は輸送機の格納庫と同様です。
格納庫の最後尾に空中給油オペレーターが作業を行う給油管制室があり、席に座って後方を確認しながら操作できるようになっています。
最も行列が長かった戦闘機F-16
戦闘機F-16は巡航速度2424km/h(音速の約2倍)航続距離3221kmで比較的低コスト高パフォーマンスという特徴があり、米空軍が保有する作戦機の過半数を占めています。
雨が止んだため戦闘機のコックピット内部も公開されましたが、こちらの行列が最も長かったように思います。
その他
オスプレイの展示飛行が行われた
正式配備は10月1日からということですが、オスプレイは既に横田基地に配備済みのようです。
並んでいる内の1機のプロペラが回り始め、滑走路に向かって進む様子を見ることができました。私が空中給油機内で給油管制室の行列に並んでいる時に大きなプロペラ音が聞こえましたが、どうやらこの時に展示飛行が行われた模様です。
無人偵察機も展示されていた
無人偵察機のグローバルホークも展示されていました。
米本土とチャーター便で結ばれている
横田基地は米本土とチャーター便で結ばれており、軍関係者は手続きなしで入出国できます。P-8の列に並んでいる際にちょうどチャーター機の着陸がありました。
飛行機のタイヤに触れるのは基地のイベントだけ
羽田でも成田でも飛行機というのは遠くから眺めるものですが、基地のイベントはそんなことはありません。こういう場においてアメリカ軍は気味が悪いほどオープンで、例えコックピットであっても中に入れてくれます。一般人が飛行機のタイヤに触るなど滅多にないことであり、機械好きにとっては夢のような場だといえます。
天候の回復が予想される16日は尋常じゃない人出が予想され、展示物はどこも長蛇の列が発生すると思われます。友好祭に行こうとお考えの方はそれなりの備えをしておくよう十分に注意してください。
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◆昨年の横田基地友好祭
◆厚木基地の日米親善春祭り
◆こちらも尋常じゃない行列になる乃木坂46の全国握手会