ブラタモリに登場した店である丸亀の山ともはまだ歴史の浅い店ですが、有名店で修業して指導を受けた麺とだしで新進気鋭の店として評価されています。柔らかくプルンプルンとした麺の良さを優しい味わいのだしが引き出していました。
ブラタモリの舞台に選ばれた店
丸亀市の山ともはNHKブラタモリで讃岐うどんが取り上げられた際、番組冒頭で登場した店として知られています。日頃から「うどんは博多に限る」「讃岐うどんは硬すぎる」と広言していたタモリが番組を通じて様々なことを知り、最後には「讃岐うどんに対するイメージが変わった」と言うまでになるのですが、オープニングで食べた山とものうどんのインパクトも大きく影響したと思います。
香川県民を何かとモヤモヤさせていたタモリの発言を覆させる舞台として選ばれたのが「わら屋」でも「山越」でも「がもう」でも「宮武」でもなく、讃岐うどん界ではまだ日の浅い山ともでした。
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2015年創業の新進気鋭の店
県内にまんべんなくうどん屋がある香川県内でも有名店やマニアックな店は丸亀市や善通寺市を中心とした中讃(ちゅうさん)と呼ばれるエリアに多く、その中でも2015年創業の山ともは「新進気鋭の店」と評されているようです。
私はブラタモリで初めて知った店で、「さぬきうどん全店攻略本」では2021~22年版には掲載されていますが、当然ながら2004年度版にはありませんでした。
店主はまんのう町のやまうちうどん(今回訪れたが休みだった)で3年間修業しており、そこでマスターしたうどんと宮武で指導を受けただしが売りとなっています。全ての工程を手作業で作っており、機械は一切使用していないそうです。
「あつあつ」「ひやあつ」とは何か
香川ではかけうどんを注文する際に「かけの大」などと言わず、「あつあつの大」などと呼ぶことがあります。
「あつあつ」とは温めた麺に熱いだしがかかった普通のかけうどん。「ひやひや」は冷たい麺に冷たいだしがかかった冷かけうどん。これに対して「ひやあつ」は冷たい麺に熱いだしをかけたもので、味は当然ながらぬるくなります。(あるのはこの3種類だけで、温めた麺に冷たいだしをかける「あつひや」は存在しません。)
ブラタモリの冒頭であつあつを食べたタモリに対し、アシスタントの近江アナが食べたのがこのひやあつで、山ともの一番人気のメニューのようです。
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プルンプルンとした食感で粘膜に吸い付いてくる
山ともは県道33号線の土器町交差点の近くの道路沿いの比較的見つけやすい場所にありました。
店内には数多くのサインが貼られていましたが、やはりブラタモリ関連が目立ちます。
かけうどん(ひやあつ)の小です。「ぬるいうどん」というものに何やら抵抗感を感じてこれまでひやあつは全く食べたことが無かったのですが、せっかくの機会なので初挑戦してみます。
ちくわの天ぷらもトッピングでとってみました。時刻はまだ9時半ですが、宮川製麺所、なかむらに続いてこの日3件目で、早くもお腹の具合が心配です。
なかむらと同様に麺はかなり細目で、やわらかではありますがノビもすごく、そうとうな弾力があります。プルンプルンとした食感で口の中の粘膜に吸い付いてくるようで、何とも心地よい食感でした。だしは適度な味と香りで、決して邪魔することなく麺の良さを引き出していたように思います。
初めて食べたひやあつは確かにぬるくはなっていましたが、それだけしっかりと味わうことができました。
純手打ちうどん 山とも
香川県丸亀市土器町東9-194
営業時間
9:30~14:00(麺が無くなり次第終了)
定休日 火曜
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