東名高速道路大和トンネル付近を起点とする渋滞緩和策として現在トンネル拡張工事が進行しており、その最新の進捗状況をご案内します。埋まっているトンネルを掘り起こし、外側に壁を設置して内側の壁を壊すという流れのようですが、どうやら東京側まですべて掘り起こされたようです。
大和トンネルが全国ニュースで取り上げられる季節が来た
今年も早いものであっという間に年末となり、大和トンネルが全国ニュースで取り上げられる季節を迎えました。
大和トンネルは東名高速道路の横浜町田ICと厚木ICの間にある長さ280mの短いトンネルで、順調ならほんの数秒で抜けることができます。しかし年末の帰省ラッシュではここを起点とした渋滞が首都高速まで伸び、年始のUターンラッシュではここから秦野中井や大井松田まで渋滞することになります。
4車線化の工事が進行している
大和トンネルは全国でも最悪の渋滞ポイントとして多くの方に知られており、現在「大和トンネル付近のピンポイント渋滞対策」としてトンネルの前後約4~5kmに1車線を付加して4車線化する工事が進行しています。
2020年8月の東京オリンピックまでに付加車線の運用を開始することを目標としています。
1期部分では外部への壁の設置が完了して内側の壁の撤去が進行しており、2期部分ではトンネルの掘り起こしと地盤改良、土留工事が進行中です。
海老名側の状況
周辺部の法面を削って付加車線を設置するスペースを捻出する工事が進行しています。
海老名側の入り口の状況です。
上り線側だけでなく下り線でも内部の壁の撤去が進行しているようです。
先月よりトンネルの上部を跨ぐようにして乗り越える新しい道路か新設されています。
拡張部分の上部です。コンクリートの継ぎ目部分の強度が気になります。
トンネル上部から見た海老名側です。
東京側の状況
東京側では地盤改良面までの掘削及び土留め工事が進行しています。
大和トンネルの最も東京寄り部分では車道がトンネルを跨いでいるのですが、その部分を含めてトンネル全体の掘り起こしは完了したようです。
上り線側の先端です。
下り線側の先端です。
マイカーのリアガラスに広告主の提供ステッカーを貼る今までにない広告媒体です。
★最後までお読みいただきありがとうございます。
スマホで御覧の方はPCでも見ていただきますと写真がよくわかります。
◆大和トンネル拡張工事の現地レポート⑭
◆大和トンネル拡張工事の現地レポート⑫
◆大和トンネル拡張工事の現地レポート①
◆第2東名が釜利谷JCTまでつながらないと解決にはならない