大分県の臼杵石仏では書置きの御朱印を頂けます。誰が何のために掘ったか一切不明の謎の石仏で、平安後期以降のものと考えられています。石仏の彫刻技術の高さと数の多さが評価され、大部分が国宝に指定されています。
是非こちらもご覧ください
臼杵石仏の書置き御朱印
御朱印所

臼杵石仏は神社でも寺院でもありませんが、最後に巡る古園石仏で御朱印を頂くことができます。

こちらでは書置き御朱印をセルフで頂きます。日付は自分で記入し、料金は賽銭箱に納めます。
受付時間 9:00~17:00
初穂料 300円
御朱印


今回は通常御朱印に加え、秋季限定特別御朱印も頂きました。
オリジナル御朱印帳

臼杵石仏では大日如来像の頭部を描いた御朱印帳を扱っています。
価格 1500円
国宝指定までの歴史
国宝・臼杵石仏は大分市の南隣の臼杵市にある摩崖仏です。大分駅から特急で30分くらいの距離の臼杵駅からさらにバスで20分ほど内陸に進んだ場所にあり、現在では外国人観光客が数多く訪れるような名所となっています。
田園風景の中に阿蘇山の噴火で放出された噴出物が地上で固まってできた丘陵があり、凝灰岩の岸壁に刻んだ石仏がその中に点在しています。
磨崖仏の造営に係わる史料は一切残っておらず、そのため誰が何のために刻んだのかについては一切わかっていません。地元に伝わる伝説では6世紀後半ごろにこの地の長老が亡くなった娘の菩提を弔うために掘らせたとありますが、仏像の様式などから大部分は平安後期から鎌倉時代にかけてのものと推定されています。
長らく人々から忘れ去られてしまい、石仏は千年以上も風雨にさらされて削られ続けることになります。

古園石仏群の大日如来像の仏頭は劣悪な環境の中で落下してしまい、1993年に保存修復が完了するまで仏体下の台座に置かれたままでした。
調査が進む中で石仏の彫刻技術の高さと数の多さが評価され、1952年に国の特別史跡に指定されます。そして大日如来像の修復が完了したことにより、1995年に61体のうち59体が国宝に指定されました。
アクセス
交通
JR臼杵駅より臼津交通バス三重町行「臼杵石仏」バス停下車(約20分)
JR大分駅より大分バス臼杵市役所行「臼杵石仏」バス停下車(約1時間10分)
地図
石仏で有名な寺社(記事は下に続きます)
臼杵石仏バス停周辺
周辺地図

観覧券発売所

どうやら臼杵市からの要請があったようで、観覧券を買う一人一人にどこから来たのか聞いていました。私の前が「From France」だったため、私もつられて「日本から」と言ってしまいそうになりました。
観覧券集札所

写真撮影について確認したところ、「どんどん撮って下さい」とのことでした。
ホキ石仏第二群


不動明王

口の部分が欠けていますが、怒りの表情はしっかりと感じられました。
第二龕

不動明王像の隣に阿弥陀如来立像九体が並んでいます。一体一体表情が微妙に違っており、「上品上生」から「下品下生」まで9段階にランク分けした「九品仏」を意味しているのかもしれません。九体の阿弥陀如来立像の両端に観音菩薩立像と天部立像があるようですが、よくわかりませんでした。
第一龕

左から勢至菩薩立像・阿弥陀如来坐像・観音菩薩立像。中央の阿弥陀如来坐像のしっかりとした優しい表情が印象に残りました。
ホキ石仏第一群


第一龕

左から菩薩立像・伝薬師如来坐像・伝釈釈迦如来坐像・阿弥陀如来坐像・観音菩薩立像。見事に同じ表情で、冷淡さのようなものを感じました。
第二龕

左から愛染明王坐像・薬師如来坐像・阿弥陀如来坐像・伝釈釈迦如来坐像。しっかりと何かを見つめる阿弥陀如来坐像と、「我関ぜず」といった表情の両脇が対照的です。
第三龕

左から伝勢至菩薩立像・阿弥陀如来坐像・大日如来坐像・伝釈釈迦如来坐像・伝観音菩薩立像。大きさは小さいのですが、細かなところまでしっかりと掘られていました。
第四龕

中央の地蔵菩薩半跏像の両脇を十王立像が固めています。地蔵菩薩は閻魔大王の化身とされており、十王はあの世で死者を取り調べる十人の王です。色の鮮やかさが印象的でした。
山王山石仏

一番上部にあります。

左から阿弥陀如来坐像・伝釈釈迦如来坐像・伝薬師如来坐像。表情が柔らかく、幼さが感じられました。こういう表情の仏像は初めて見たような気がします。
古園石仏


一番最後にたどり着くのが古園石仏です。

三つ並んだ巨石の右二つが金剛力士立像です。寺院の入口にある仁王門で睨みを利かす、二体の像という設定のようです。

右は確かに拳を振り上げた金剛力士像です。

左はよくわかりません。


金剛界大日如来坐像を中心にその左右にそれぞれ如来像2躯・菩薩像2躯・明王像1躯、天部像1躯を配しており、首脳会談に臨む総理大臣と閣僚という雰囲気でした。

傷みは激しかったものの、最も神々しさが感じられた空間でした。
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