牛久大仏では美しい書体で「光雲無碍」と書かれた御朱印が頂けます。世界最大のブロンズ立像である牛久大仏は約9万㎡(東京ドーム2個分)という牛久浄苑のエリア内に建てられた複合施設で、広大な敷地内に設けられた公園のような場所となっています。
牛久大仏の御朱印
御朱印所
御朱印所は拝観受付に隣接した場所にあり、チケットを購入した後にこちらに御朱印帳を預けます。その際にチケットの提示を求められるため、拝観せずに御朱印だけ頂くというのは不可能です。
帰るときに忘れずに御朱印帳を受け取りましょう。
志納金300円
御朱印
どうやら「光雲無碍(こううんむげ)」と書かれているようです。「仏様の光明が雲のように世界をおおい、あまねく照らすこと。」という意味のようです。
基本的に御朱印は扱わない浄土真宗の施設ですが、こちらでは東本願寺と同様に頂けるようです。
牛久大仏の歴史
牛久大仏は浄土真宗東本願寺派の本尊である阿弥陀如来像の形状を拡大したものです。
なにしろでかいので施設の外からでもいくらでも見ることが可能です。
全高は何と120m(像高100m、台座20m)もあり、世界最大のブロンズ立像としてギネスに認定されるほどの像なのです。(自由の女神が40m、奈良の大仏が14.9m。ちなみにウルトラマンの身長も40m)
あくまでも浄土真宗東本願寺派の霊園である牛久浄苑のエリア内に建てられた複合施設であり、どこかの寺院の本尊というようなものではないようです。
牛久大仏は浄土真宗の開祖である親鸞が関東で布教する際の拠点の一つであったことから1983年に大仏建設の構想が練られ、1986年に着工して1992年に竣工しました。
高さ120mの建造物で工期が約6年というのは相当な長さだと思います。大仏の胎内には建設工事の模様を撮影した写真が展示されており、ビルの建設とは全く異なる大仏建設の困難さがよくわかるようになっています。
奈良・鎌倉以外の大仏
アクセス
交通
常磐線牛久駅東口より関東鉄道バス「あみプレミアムアウトレット行」牛久大仏バス停下車(乗車時間約20分)
地図
高さ120m.で世界一大きな大仏
牛久大仏は浄土真宗の宗教施設ではありますが、約9万㎡(東京ドーム2個分)という広大な敷地内に設けられた公園のような場所となっています。コロナが一段落ついたようなタイミングであったため、東南アジアからの旅行者と思われる一団も来場していました。
広大なエリアに様々な見どころが点在しています。
發遣門
内部の釈迦三尊像が正面の大仏と向かい合う配置となっています。
こちらで鐘を鳴らして合掌一礼するのが作法のようですが、コロナ対策のためかお休みとなっていました。
こちらを抜けると正面から大仏を拝むことができます。
花畑
園内の花畑では季節に応じて花が咲き乱れるようになっており、この日はコスモスが見頃となっていました。
横超の橋
南無阿弥陀仏と唱えながら六歩で渡ります。
浄土庭園
鎌倉時代の文献に基づいて造られた伝統的な庭園です。
牛久大仏の内部
内部にはパネル展示等があり、歴史や仏教の世界について学ぶ事ができます。
2階からエレベーターで高85mの5階まで上がり、4階から再びエレベーターで3階まで降り、その後3階・2階を経て外部へ出る順路となっています。
入口
時節柄こちらで検温と手の消毒を行います。
5階
こちらから周囲の景色を展望することができますが、広々とした展望台が設けられている訳ではありません。
そのためスリット状に設けられた小窓から覗き見るということになります。
3階
「蓮華蔵世界」ということで、約3,300体の胎内仏に囲まれた金色の世界に圧倒されます。
2階
「知恩報徳の世界」と名付けられており、写経を行うための席が77席設けられています。(こちらも「ソーシャルディスタンス」のようです)
写経席の壁には、お坊さんが書いたお言葉がかけられており、中には心に突き刺さるものもありました。
「苦難からは学ぶことが多く享楽からは失うことが多い」
「性格は顔にでる生活は体にでる」
「口だけは簡単はじめる勇気続ける根気」
「人間は考えることが少なければ少ないほど余計にしゃべる」
「微笑は幸せを運ぶ」
2階から大仏の蓮台部に行くことができ、また1枚300円の金箔を購入して、蓮台に金箔を直接貼ることができます。
首都圏最大級の牛久浄苑
牛久大仏に隣接して首都圏最大級の霊園が設けられています。
大仏を望む理想的な環境の中でご先祖様を供養することができます。
苑内には浄土真宗の開祖である親鸞の墓地もあります。
このブログのイチオシ記事
一番有名な大仏はやはりこちら
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。