マンションでは管理が大切なのは当然ですが、購入に際して事前に資料を取り寄せて管理の良し悪しを吟味することが実は難しいことなのです。ネット上であふれかえる「買ってはいけないマンションの見分け方」といった記事では様々なチェックポイントを提示して内見時に確認するよう勧めていますが、どれも実態とかけ離れているとしか言えません。
共用部の管理状況のチェックにはオートロックの突破が必要
「共用部の管理状況」を見抜くために「共用部の清掃状況」「自転車置き場の整理具合」「掲示板」がチェックポイントとしてよく挙げられます。そして業者の案内による内見では都合の悪い事実は出てこないということで、ご丁寧に「気に入った物件に関しては自分の足で再訪してみてほしい」とまで勧められています。
たしかにこれらは管理の良し悪しがはっきりと表れるポイントではありますが、これらをチェックするのはそれほど簡単ではないのです。
現代のマンションでこれをやろうと思ったらその都度オートロックの内部に入る必要があり、また掲示物が定期的に貼り替えられているかを確認するためには一定期間通い続けなくてはなりません。
オートロックを突破するのは実はそれほど難しいことではありませんが、何回も繰り返しているとその間に不審者としてマークされることになります。
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マンションの内部事情は誰に聞いても教えてくれない
マンションは多くの人々が一つの建物で暮らす共同住宅であるため、人間関係のトラブルがどうしても発生しやすくなります。入居者からの苦情といった余計なストレスは避けたいので、トラブルメーカーとはなるべく距離を置きたいという気持ちはわかりますが、これを事前に把握することはまず不可能です。
「管理会社に聞けばいいだろう」と思うかもしれませんが、「入居者同士のトラブルの有無」を調べるためとはいえ、「上下階や両隣にどのような人が住んでいるか」など管理会社は聞かれても絶対に答えません。
「管理員は情報の宝庫」ということで管理員にいろいろ聞いてみることを勧めている記事も多いようですが、現在ではどこのマンションでも管理員教育に力を入れており、マンションの内部情報を外部に漏らしたりしないよう徹底されています。
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「管理が行き届いている」可能性が高いマンションを見分ける方法
ネット上にはびこる「買ってはいけないマンションの見分け方」など実際には存在しないと断言してもいいのですが、「管理が行き届いている可能性が高い」マンションというものは存在します。
それは大手が管理している大規模物件です。
管理会社にとって管理組合はどこも大切ですが、その中でも管理委託費が高額となる大規模物件は経営上重要であり、管理を切られることなど絶対に避けなければなりません。大手管理会社は中小よりも社員数が圧倒的に多く、大規模物件であればその中から優秀な担当者を配置してくれます。何かあった場合に担当者をフォローする人も多く、更に課長・支店長といった複数の眼で業務内容がチェックされている可能性が大であり、その分だけ適正な管理がなされている確率が高いと言ってもいいでしょう。
あれこれ悩み過ぎてはいけない
不動産の購入には一か八かのギャンブル的な部分がどうしても避けられず、勢いというものはどうしても必要です。時間をかけてじっくりと検討することも大切ですが、結論を出すのに時間をかけすぎるとその間に物件が無くなってしまいます。
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