渋谷の東郷神社では東郷平八郎の書体で「勝」と記された御朱印を頂けます。社殿にはZ旗が掲げられており、勝利のご利益があると言われています。
「勝」と記された御朱印は4種類
御朱印所
東郷神社の御朱印は社殿向かって左手の授与所で頂けます。この日は全て書置き対応でしたが、看板に「本日の」と書かれており、日によっては直書きで頂けるのかもしれません。
御朱印は全部で4種類頂けます。
受付時間9:00~16:30
初穂料500円
御朱印
カラフルな御朱印です。
日露戦争における日本海海戦で日本海軍を大勝利に導いた東郷平八郎を祭神として祀る神社らしく、右上に「勝」と記されていますが、これは東郷の直筆からとってきたもののようです。
過去に頂いた御朱印
平成29年4月30日付の直書き御朱印です。
本当は神にはなりたくなかった
東郷神社の創建は1940年で、海軍記念日である5月27日に御鎮座祭が実施されました。
日本海軍の英雄だった東郷平八郎元帥が亡くなったのは1934年5月30日で、6月5日に開催された国葬に際してはアメリカ・イギリス・フランス等々の各国海軍の儀礼艦が訪日し、日本艦隊とともに横浜港で半旗を掲げて弔砲を発射しました。
海軍省には東郷を祀る神社創建の要望と献金が全国から相次ぎました。そこで当時の海軍大臣が財団法人東郷元帥記念会を設立し、旧鳥取藩主の子孫から譲渡された1万2千坪の土地に寄せられた献金を利用して神社が創建されました。
但し東郷自身は死後に神になるつもりは全くなかったようで、乃木神社建立時に将来自身を祭る神社の設立される計画を聞いて驚き、「やめてほしい」と強く懇願したといいます。
1945年に東京大空襲により社殿が焼失し、1964年に再建されました。
1989年2月3日には昭和天皇の大喪の礼に反対する新左翼により爆破事件が起こされています。
アクセス
交通
JR山手線原宿駅徒歩約3分
東京メトロ副都心線・千代田線神宮前駅徒歩約5分
明治通りに面している他、一年中多くの人出で賑わう原宿竹下通りと西参道でつながっています。
地図
周辺の寺社
勝利のご利益があると言われる境内
大鳥居
竹下通りにもつながっていますが、明治通りに面した側が表参道です。鳥居は令和への改元を記念して色を塗られたようです。
神池
表参道は神池の脇を抜けます。隣接して結婚式場の東郷会館があり、この辺りは記念撮影で使用されることが多いようです。
神門
1964年に再建された鉄筋コンクリート造の建物です。
社殿
向かって左側にZ旗が掲げられています。日露戦争の日本海海戦に際し、東郷が座乗する旗艦「三笠」のマストに掲げられたもので、「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」という意味が込められています。結果として当時世界屈指の戦力を誇ったロシア海軍のバルチック艦隊を一方的に破ることができたため、勝利のご利益があるとされています。
Z旗は境内のいたるところで見ることができます。
境内社
1972年に創建された「海の宮」は海軍・海事・水産関係者また崇敬者の諸霊を祭っています。
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