出雲の山あいに鎮座する須佐神社では近代になるまで名乗っていた社号である「須佐大宮」と記した書置き御朱印を頂けます。緑に囲まれた境内はパワースポットそのものの雰囲気に満ちていました。
須佐神社の御朱印
御朱印所
須佐神社の御朱印は社殿向かって右手の社務所で頂けます。
初穂料 300円
御朱印
新型コロナウィルス感染拡大防止策ということなのか、全て書置きでした。近代になるまで名乗っていた社号である「須佐大宮」と記されています。
スサノオからつけられた社名
須佐神社は733年に完成された風土記である出雲国風土記において須佐之男命の御終焉の地と記述される歴史のある神社で、全国に点在するスサノオゆかりの神社の中で唯一スサノオの御魂を祀っています。
出雲国風土記によれば各地を開拓したスサノオはこの地で最後の開拓を終え、「この国は小さい国だがよい国だ。自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と言って「須佐」と命名し、自らの御魂を鎮めたとされています。
出雲の大宮として朝廷や累代国守、藩主、武将からの崇敬を集め、社殿の造営は藩主や武将によって行われてきました。現在の本殿は戦国武将の尼子晴久の時代に建て替えられたもので、県の文化財にも指定されています。
出雲の山あいにある緑に囲まれた境内は神秘的な雰囲気に満ちており、パワースポットとしてテレビや雑誌等で広く紹介されています。
アクセス
交通
出雲大社より車で約40分
出雲の観光ガイドにおいてはよく「出雲大社より車で〇〇分」という表現が使用されています。バスの本数が少なく公共交通機関はほとんどないと言っても良い状況なので、出雲の神社を巡る場合はレンタカーを利用するしかありません。
地図
周辺の寺社
パワースポットそのものの雰囲気の境内
大鳥居
見るからに神秘的な雰囲気が漂っています。社号標には「須佐大宮」と刻まれていました。
隋神門
境内末社として位置づけられており、豊磐間戸神と櫛磐間戸神を祀っています。
拝殿
本殿
柱の上に設けられた高い床、建物を覆う檜皮葺き大屋根、屋根の両端に交差して置かれた2本の千木、水平に置かれた勝男木等の特徴を持つ正統的な大社造で、1554年に尼子晴久が建て替え、1861年に松平定安が修造しました。
神楽殿
塩井
スサノオがこの潮を汲み、この地を清めたといいます。
稲佐の浜とつながっているとされ、満潮の際は付近の地面に塩の花が吹きます。島根の名水百選の一つで、浴用・飲用として使用すれば万病に効くとされています。
大杉
本殿の真後ろにある周囲7m、高さ24mの巨木で。樹齢は約1200年といわれています。加賀藩が帆柱用に800両で購入を申し入れましたが、須佐国造が断ったといいます。
あのスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之氏により「現代に残る聖地」として紹介されました。
亀型に積まれた石
鳥居をくぐったすぐ右手にあります。いろいろと調べてみましたがどこにも記述がなく、これが一体何を表しているか全く謎です。
境内社
東末社
西末社
稲荷社
稲倉魂命 (うかのみたまのみこと) を祀っています。
三穂社
三穂津比売命 (みほつひめのみこと)、事代主命を祀っています。
天照社
神社正面の道を挟んで反対側にあります。
スサノオの姉であるアマテラスを祀っています。
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