四谷の須賀神社では一度見たら決して忘れない独特な書体の御朱印を頂けます。あの四谷怪談で有名な陽運寺の近隣にあって、アニメ映画「君の名は。」の舞台にもなったことから多くのファンが訪れる場所になっています。拝殿内には平安時代初期から中期にかけての優れた歌人36名一人一人を絵にした「三十六歌仙絵」が掲げられています。
須賀神社の御朱印
御朱印所
御朱印は社務所玄関で受け付けています。
受付時間9:00~12:00 13:00~17;00
初穂料300円
※私は上記とは別に授与所にいた巫女さんに頂きました。
御朱印
須賀神社の御朱印は書置きのようです。陽運寺と並んで令和になって最初の御朱印で一度見たら決して忘れない独特な書体です。
アニメ映画「君の名は。」の舞台である須賀神社
須賀神社は牛頭天王・須佐之男命を祀る神社で、京都の八坂神社を総本社として全国各地に存在しています。牛頭天王はインドの祇園精舎の守護神で、日本では薬師如来と須佐之男命の化身とされる神仏習合の神となっています。
日本神話において須佐之男命は八岐大蛇を退治して櫛名田比売を妻とし、出雲の須賀で「吾此地に来て、我が御心すがすがし」と言ったということから須賀神社という社名となったといいます。
四谷の須賀神社は1634年に赤坂の清水谷にあった稲荷神社が江戸城の外堀の工事により四谷に移転してきたことが起源となっています。1644年にはもともと神田明神の境内社であった牛頭天王社を合祀して稲荷天王合社となり、明治になって神仏分離令が出されると須賀神社に社号を改めました。
2016年に公開されたアニメ映画「君の名は。」には四ツ谷界隈の街並みも多く描かれており、須賀神社もその舞台の一つとなっていることから多くのファンが訪れる場所となっています。
アクセス
交通
丸ノ内線四谷三丁目駅徒歩約8分
地図
周辺の寺社
須賀神社の境内
須賀神社は四谷怪談でおなじみの陽運寺から徒歩約5分の住宅街のど真ん中に位置しています。
大鳥居
向かって右側に階段があるのですが、こちらが「君の名は。」の舞台となったようです。
この日は改元にまつわる10連休の真っ最中だったこともあり、どこも祝賀ムード一色となっていました。
神楽殿
飯塚正兵衛像
大鳥居から拝殿に向かう参道の左手という最も目立つ場所にドカンとあります。四谷を拠点に東京と神奈川でスーパーを展開する丸正の創業者です。(とてつもなく神社に寄進しているのでしょう。)
拝殿
本殿
境内社
大黒社
拝殿の隣に位置しており、大国主命像を祀っています。
祖霊社
歴代の宮司をはじめとする関係者を祀っています。
天白稲荷神社
三十六歌仙絵
拝殿内には平安時代初期から中期にかけての優れた歌人36名一人一人を絵にした「三十六歌仙絵」が掲げられています。(祈祷中は見ることができません)
1837年に描かれたこの絵は戦時中に金庫に収められていたため、辛うじて戦火を逃れることができました。それぞれの歌人の肖像画に代表作一首を書き添えたもので、当時公明であった画家と書家によって製革された新宿区の指定有形文化財です。
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