茨城の素鵞神社(そがじんじゃ)では2種類通常御朱印の他に、干支の墨絵など様々な絵が描かれた3種類の特別御朱印を頂けます。高台に設けられた境内は2本のご神木と格式の高い社殿が印象的でした。
2種類の直書き御朱印と3種類の特別御朱印
御朱印所
素鵞神社の御朱印は社殿向かって右手の社務所で頂けます。
こちらでは素鵞神社と境内社である稲田姫神社の御朱印を頂けます。(直書き)
初穂料500円
素鵞神社ではその他に「結和(ゆわ)の御朱印」と呼ばれる特別な御朱印があります。
「祭神画御朱印」「神獣画御朱印」「花結び御朱印」の3種類からなり、全て書置きで見開きサイズとなっています。
初穂料1000円
その他に兼務社である耳守神社・百里神社・夜刀神社・大宮神社の御朱印所となっています。
御朱印
今回は素鵞神社の御朱印と神獣画御朱印を頂きました。神獣画御朱印は神に所縁のある神獣を絵に模した御朱印で、2022年は寅年ということで神職が描いた虎の墨絵を和紙に複写しています。
素鵞神社の由緒
素鵞神社の創建は1529年で、園部川に流れ着いた神像を橋本源左衛門、孫左衛門の兄弟が発見し、御神体として祀ったことが始まりとされています。御神体が陰陽の二神であるとして小川城主園部宮内大輔が1530年に別々に社殿を造営し、陽神として須佐男命、陰神として櫛稲田姫を祀りました。
当初、天王宮という社名でしたが、1840年に現在の素鵞神社に改められました。尊王思想の本場である水戸徳川家のお膝元で、社名が「畏れ多い」ということがあったようです。
また当初鎮座していた場所が低地であったことなどから、1869年に高台である現在の場所に遷座してきました。
アクセス
交通
常磐線石岡駅より車で約20分
(駅周辺にガソリンスタンドがありません。レンタカーを利用した場合、満タン返しではなく走行距離で清算する方法もあるようなので事前に確認してみてください。)
地図
茨城県の寺社
素鵞神社の境内
大鳥居
以前はコンクリート製でしたが、1992年に御影石製の鳥居が寄進されました。
御神木のケヤキ
高さ約35m、周囲約6m、樹齢は五百年以上といわれ、天然記念物に指定されています。
夫婦木のケンポナシ
幹が二股に分かれている夫婦木で樹齢は二百年以上といわれており、天然記念物に指定されています。
手水舎
拝殿
1934年に建てられたもので、陰陽の二神のうちで須佐男命を祀っています。屋根が千鳥破風かつ総唐破風造りで中央部分がせり出している形状で、神社建築の中でも格式の高い造りとなっています。
本殿
1899年の改築時に伊勢神宮の「神明造り」に改められたといいます。
境内社
稲田姫神社
陰神「櫛稲田姫命」が祀られております。
猿田彦・九頭龍・水神
「猿田彦命」・「九頭龍神」・「水波之女命」を祀っている石碑です。
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