王禅寺は新百合ヶ丘駅郊外の住宅地の中に位置する寺院で、川崎市とはとても思えない深い緑の中にあり、境内は「幽玄」といったものを感じることができます。御朱印は「しばらくの間中止」となっていて再開が待たれます。
王禅寺にはたして王禅寺はあるのか?
王禅寺は地名として小田急線沿線の不動産情報によく登場します。快速急行停車駅(特急ロマンスカーも一部停まる。)である新百合ヶ丘駅から概ね徒歩圏であり、極端な傾斜のないゆるやかな南西斜面に一つ一つ広々とした区画の戸建て住宅が並んでいるような地域です。駅周辺には大型商業施設や娯楽施設も揃っていて生活の便も良好で、まさに高級住宅地そのものです。
1997年に新百合ヶ丘で不動産の営業としてのキャリアをスタートさせた私にとって王禅寺は思い出深い地域です。異業種から転職した私は不動産の知識を習得するとともにまず王禅寺という地域を知らねばならず、営業用のチラシを投函しながら連日歩き回りました。そのため今でも地図を見ればどこがどういう場所か容易に頭に浮かびます。
しかし私にとって王禅寺とはあくまで地名でしかなく、「王禅寺にはたして王禅寺という寺院はあるのか?」と考えたのはつい最近のことです。(ほとんどの人も同じではないでしょうか。)
調べてみるとありました。見たところ御朱印も頂けるようであり、これはお参りに行かねばなりません。
御朱印
実際にお参りしてみると王禅寺では御朱印は「しばらくの間中止」となっていました。(2022年4月5日の時点でも同様)
これが新型コロナウィルス感染防止策のためなのか、御朱印の書き手の方に何かあったのかについては全く分かりません。再開が待たれます。
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正門から入るためのアクセス
交通
田園都市線あざみ野駅から新百合ヶ丘駅行バス約10分。虹が丘営業所バス停下車徒歩約5分。(新百合ヶ丘駅発の場合はあざみ野駅行バス約15分)
ほとんどの案内では王禅寺東3丁目バス停が最寄としていますが、そうなると裏門である西門から境内に入ることになります。私としては正門から入ることをお勧めします。
虹が丘営業所バス停から新百合ヶ丘方向に数分進むと左方向に分岐する道が出現します。
この道沿いに数分進みます。
王禅寺の正門が出現しました。
地図
王禅寺の由緒
寺伝によれば王禅寺の創建は平安時代の917年で、高野山三世無空上人が開山であるとされています。「王の命じた仏教を修行するに適した場所」として醍醐天皇より王禅寺の寺号を与えられ、東国鎮護の勅願寺として多くの末寺を持ち、最盛期には東国の高野山と呼ばれるほど繫栄しました。
1214年に日本最古の甘柿といわれる禅寺丸柿が境内で発見され、近隣の農家に栽培をすすめたといいます。
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「幽玄」を感じさせられる王禅寺の境内
前述した正門を抜けるとここが川崎市とは到底思えないような深い緑の中に入り込みます。「幽玄」といったものを感じられる空間で、是非一度お参りされることをお勧めします。
参道
右に行けば本堂、左に行けば仁王門です。(左をお勧めします。)
仁王門
観音堂
聖観音菩薩像が収められており、12年に一度子年にだけ開帳されます。
薬師如来堂
1913年(大正12年)に王禅寺に合併廃寺となった東円寺の本尊である薬師如来像を祀っています。
本堂
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◆小田急線沿線の寺社