大山阿夫利神社では3種類の御朱印を頂けますが、直書きは一つだけです。紅葉の名所として人気があり、また眺望はミシュラン・グリーンガイドで二つ星の評価を受けるなど意外な見どころがあります。神奈川を代表するスピリチュアルスポットでもあります。
大山阿夫利神社の御朱印
御朱印所
御朱印は拝殿横の授与所でいただけます。
こちらでは大山阿夫利神社・摂社の浅間社・摂社の二重社の3種類の御朱印を頂けます
初穂料500円
御朱印
今回は大山阿夫利神社の御朱印のみ頂きました。
過去に頂いた御朱印
平成27年5月50日付です。
大山阿夫利神社の由緒
数千年以上前から信仰を集める場であった大山
大山阿夫利神社は古くから庶民の山岳信仰の中心であった大山に位置しています。
山麓には日向薬師、浄発願寺、石雲寺、高部屋神社、比々多神社といった歴史のある宗教施設や遺跡群が点在しており、周辺からは祭りに使用したと考えられる縄文土器が数多く出土しています。そのためこの地域は数千年以上前から人々の信仰を集める場であったといえます。
大山は山上に雲や霧が生じて雨を降らすことが多いことから「あめふり山」とも呼ばれて人々の雨乞いの対象となり、仏教が伝来すると神宮寺として大山寺が建立されて神仏習合の山になりました。
明治になると神仏分離令に伴う廃仏毀釈の嵐に大山寺が巻き込まれ、本堂伽藍をことごとく破壊されてしまいますが、明治18年に本堂が再建されて現在に至っています。
江戸庶民の信仰と行楽の地
戦国の世を脱して平穏な日々が訪れた江戸時代は庶民の文化が一気に花開いた時代で、相撲や歌舞伎、吉原遊郭といった「江戸の三大娯楽」の他に「お伊勢詣り」に代表される寺社参拝が大流行していました。
江戸から二三日の距離にある大山までなら関所もなく、手形が不要であることから庶民にとっては絶好の行楽地となります。鳶などの職人たちが巨大な木太刀を担いで運び、滝で身を清めてからお参りする姿は歌舞伎や浮世絵の題材となって人々の興味関心を呼び、それによって江戸の人口が100万人の時代に年間20万人の人が訪れたといいます。
大山阿夫利神社へのアクセス
交通
大山阿夫利神社へのアクセスとしては伊勢原駅北口からバスというのがベストかと思います。(所要時間約20分、運賃310円)
バス停の正面には神社の「一之鳥居」があります。
バスの終点から「大山ケーブル駅」の間にあるのが「こま参道」です。
362段の石段の両側に土産物屋が続いています。
豆腐料理店や名物の「こま」を扱った店が多いのが特色です。
大山ケーブルは山麓の大山ケーブル駅と阿夫利神社間の高低差278mを約6分で結んでいます。平成27年に導入された新型車両は大山の四季の自然に映える緑を基本色としており、車体前面及び屋根面に大型曲面ガラスを採用しています。
車内から海まで見える眺望をお楽しむことができます。
地図
神奈川を代表するスピリチュアルスポットの境内
大山阿夫利神社は神奈川を代表するパワースポットであり、スピリチュアルスポットとしても知られています。
大鳥居
拝殿
本殿
伊勢神宮の神明造を思わせる構造です。
地下巡拝道
拝殿の地下には山内唯一の水源である神泉があり、ここから湧き出た水は「大山名水」と呼ばれています。
入口で神水ボトルを購入するとお水取りができます。
登拝門
山頂の本社へ登拝するための正門になります。折をみて行ってみたいと思っています。
神社消防出初式
お参りした1月3日には神社消防出初式を開催しており、実際に社殿の屋根や鳥居に向けて放水が行われました。
角度によっては虹を見ることもできます。
境内社
浅間社
大山阿夫利神社と神縁の深い富士山の祭神である木花咲耶姫、そしてその姉神にあたる磐長姫を祀っています。
菅原社
亀戸天満宮から分祀された菅原道真の霊を祀っています。
境内の意外な見どころ
神奈川を代表する紅葉の名所
大山阿夫利神社周辺は神奈川県を代表する紅葉の名所となっており、見ごろになるとサイトアップも実施されます。(平日は日没から19:00まで、土日祝は日没から20:00まで)この日は若干見頃を過ぎていたかもしれません。
ミシュラン二つ星の「眺望」
フランスのタイヤメーカーであるミシュランはレストランのガイドブックでも有名ですが、それ以外に「ミシュラン・グリーンガイド」として旅行のガイドブックも出しています。旅行者にお勧めの場所が掲載され、その中でも特におすすめの場所にはおなじみの星が付けられています。
三つ星「わざわざ旅行する価値がある」
二つ星「寄り道する価値がある」
一つ星 「興味深い」
「大山阿夫利神社からの眺望」はこの中で二つ星を獲得しています。中央に江の島があり、条件が良ければ三浦半島から房総半島まで見ることができます。
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