酒とうどんと御朱印の日々

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〖天照〗伊勢神宮内宮の御朱印と清流五十鈴川で区切られた聖域

※最終更新日2020年6月22日

今回は伊勢神宮(内宮)の御朱印とみどころをご紹介します。日本の神社の中で最高ランクに格付けされる伊勢神宮内宮の御朱印は「内宮之印」と日付だけという究極のシンプルさでした。かつて「一生に一度はお伊勢参り」とまで言われるほど日本人があこがれた内宮は青龍五十鈴川で区切られた聖域でした。

御朱印は「内宮之印」と日付だけ

御朱印所

御朱印所

内宮の御朱印は神楽殿で頂けます。

受付時間

10月・11月・12月5:30頃~17:00

1月・2月・3月・4月・9月5:30頃~18:00

5月・6月・7月・8月5:30頃~19:00

初穂料300円ほど(実際このように言われます)

御朱印

御朱印

外宮同様にシンプルの極致といった御朱印を頂きました。

熱田神宮や出雲大社といった神社ではシンプルと言っても「参拝」「奉拝」くらい書かれますが、伊勢神宮ではそれすらなく単に印と日付だけです。

三種の神器「八咫鏡」を御神体として祀る神社

伊勢神宮内宮は三種の神器の一つである「八咫鏡」を御神体として祀った神社です。

天照大御神が「この鏡を自分を見るがごとく祀れ」と人々に命じたという鏡は代々宮中で祀られてきましたが、第10代とされる祟神天皇の時代に皇居を出てふさわしい地を求めて各地をまわり、最終的に次の垂仁天皇の時代に伊勢にたどり着きました。祟神天皇は歴史学上存在が確認できる最古の天皇であるとされています。

伊勢神宮内宮

全国の神社の頂点に位置する伊勢神宮において内宮の皇大神宮と外宮の豊受大神宮は「二所大神宮」と称され、殿舎、祭儀等ほとんど同等に扱われていますが、両宮は決して同格ではありません。

内宮の皇大神宮こそが最高至貴のお宮であり伊勢神宮の中心であるとされています。

清流五十鈴川で区切られた聖域

境内案内図

境内案内図

大鳥居

大鳥居

式年遷宮で解体された正宮の棟持柱で作られており、入口側の鳥居は外宮、神域側の鳥居は内宮の古材を使用しています。次回の式年遷宮の後に入り口側の鳥居は三重県桑名市の「七里の渡し場跡」の鳥居にとして、神域側の鳥居は三重県亀山市「関宿」の鳥居として再利用されます。

宇治橋

宇治橋

清流五十鈴川に架かる橋で、聖俗界を分ける境界といわれています。

こちらも式年遷宮にあわせて架け替えられていますが、20㎝の厚みが20年間で平均8㎝減るそうです。誰もが中央を避けて端を通るせいなのか、中央部から外側にかけて緩やかな傾斜ができていました。

宇治橋

宇治橋の全体像です。先ほどの写真の光景は有名ですが、こちらの姿は全然知られていないのではないでしょうか。

木除杭

流木から橋脚を守るための木除杭です。

神苑

神苑

美しく刈られた芝生と清々しい松が広がる人工的につくられた庭園で、もともとは神職の自宅や参拝客目当ての茶屋が立ち並んでいた場所です。境内から俗っぽいものを除いて神宮をより神聖なものとするため、明治になって全て立ち退きになりました。

見切り石

玉砂利の中に小さな石でつくられたラインは見切石といい、かつてここまで家が建ち並んでいたという境界線です。

火除橋と堀川

火除橋

堀川

五十鈴川御手洗場

五十鈴川御手洗場

清流五十鈴川は清らかさの象徴とされており、御手洗場では手水舎と同様に身を清めることができます。

五十鈴川

何やら神々しさを感じました。

五十鈴川の清流

という事で五十鈴川の清流で手を清めます。(水位が低く、身を乗り出すと川に落ちそうで意外に怖かった)

瀧祭神

瀧祭神

御手洗場のすぐ近くに鎮座する五十鈴川の治水の神を祀る所管社で、御神体はむき出しの石です。「おとりつぎさん」として親しまれており、正宮に詣でる前に滝祭神を参拝すると天照大御神に取り次いでくれると言います。

五丈殿

五丈殿

正宮・別宮以外の摂社・末社・所管社の祭祀を行う場所で、雨天などの天候の悪い時にお祓いの神事や神饌などを清める儀式を行う場所でもあります。

御酒殿・由貴御倉

御酒殿・由貴御倉

どちらも内宮の所管社で、御酒殿(左)は神事の際に神前に供える酒を納めるため、由貴御倉(右)はお供え物や果物を納めるために利用されます。

忌火屋殿

忌火屋殿

火鑽具を用いて清浄な火を起こし神様へお供えする食事を調理する場です。

四至神(みやのめぐりのかみ)

四至神

単なる岩に見えますが、内宮の四方の境界を守護する神でこれも所管社の一つです。外宮の三ツ石に似ていることから多くの人が手をかざしていますが、これは神様に対して大変に罰当たりな行為です。(外宮の三ツ石は神様ではない)

御稲御倉

御稲御倉

神宮神田で収穫された米を保管する場所で、小さいながらも所管社の一つです。(要するに一つの神社)

外幣殿

外幣殿

古い神宝を納めています。

正宮

正宮

いよいよ内宮の正宮まで来ました。石段から上が撮影禁止です。拝殿から横に移動すると奥まで見渡せるのは外宮と同じです。

奈良や京都の寺院は木材に漆を塗るなどして長持ちさせるような工夫をしてきたのに対し、伊勢神宮は古代より建替えの繰り返しでここまで残してきました。これまでお参りしてきた幾多の寺社と空気が全く違い、しっとりとした清々しさのようなものを感じたのはこれが初めてです。

「一生に一度はお伊勢参り」という言葉がありますが、やはり日本人なら一度はお参りしておいた方がいい神社だと思います。

別宮

内宮には10社の別宮があり、その内2社が内宮の境内にあります。正宮と同じく20年ごとに式年遷宮が行われ、そのための古殿地もあります。

荒祭宮

荒祭宮

内宮に属する全ての別宮の中で序列第一位です。天照大御神の荒々しい魂の働きである「荒御魂」を御祭神としています。

風日祈宮

風日祈宮への橋

別宮の風日祈宮へ行くには橋を渡ります。

風日祈宮

風日祈宮は風雨を司る神で、自然災害に遭うことなく五穀が豊かに実るよう祈願します。蒙古襲来に際して暴風雨を起こし、敵軍を全滅させて国難から国を救ったとして別宮に昇格したのは外宮の風宮と同じです。

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◆伊勢神宮外宮の記事

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◆内宮の別宮 

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◆宇治橋の目と鼻の先にある超穴場の宇治神社

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