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〖明治神宮〗歴史と見所を徹底解説!都心にある巨大な森で頂く御朱印

明治神宮の御朱印には菊と桐の紋が描かれています。毎年日本一の初詣客数を誇り、強力なパワースポットと呼ばれる「清正井」はテレビで紹介されて大人気になりました。人工林だった神宮の杜は今では完全に自然林化しています。

都心にある巨大な森で頂く御朱印

御朱印所

神楽殿の向かいの授与所。「御朱印受付所」と書かれた看板が掲げられている。

明治神宮の御朱印は神楽殿の向かいにある授与所で扱っています。

「御朱印は半紙のみのお領かちとさせていただきます」と書かれた告知

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、2020年8月時点では書置きのみの対応となっています。

初穂料500円

御朱印

令和2年8月9日付(書置き)

菊と桐の紋が描かれた明治神宮の令和2年8月9日付御朱印

平成29年4月30日付(直書き)

菊と桐の紋が描かれた明治神宮の平成29年4月30日付直書き御朱印

菊と桐の紋が描かれた御朱印を頂きました。

御朱印に描かれた紋について

菊は皇室の私的な紋章として、桐は政府機関の公的な紋章として長く使用されてきました。昭和40年に明治神宮独自の神社紋を定める際にこの2つを併せてデザイン化するものとし、皇室に遠慮して十六弁の菊を十二弁に、五七の桐(花の数が中央に七、左右が五)を五三の桐(花の数が中央に五、左右が三)にして制定しました。 

アクセス

交通

山手線・千代田線・副都心線原宿駅徒歩約1分

副都心線北参道駅徒歩約5分

小田急線参宮橋駅徒歩約3分

山手線・総武線・大江戸線代々木駅徒歩約5分

地図

周辺の寺社

www.goshuinbukuro.com

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境内の見どころ

原宿口

原宿口の鳥居

明治神宮をお参りするほとんどの人がこちらを利用すると思います。正式な名前はどこにも見つかりませんでしたが、おそらくこちらが一の鳥居でいいと思います。

原宿口から延びる南参道

この日は「不要不急の外出」を控えるよう呼びかけられていたほど気温が高かったのですが、参道を抜ける風が涼しかったのは神宮の杜の力でしょうか。

大鳥居

大鳥居

原宿口からの南参道を直進し、左折した場所に立つのが大鳥居です。高さ12m、笠木の長さ17mで、木製明神鳥居としては日本一の大きさです。

三の鳥居

三の鳥居

南神門

南神門

11月1日が創建百年であることを伝えています。

拝殿

拝殿と楠

拝殿

向かって左側の楠は「夫婦楠(めおとくすのき)」として親しまれています。

夫婦楠

大正9年に植えられたものが大樹に育ったもので、縁結び、夫婦円満、家内安全の象徴となっています。 

強力なパワースポット「清正の井」

テレビで紹介されて4~5時間待ちの人気スポットに

明治神宮は日本屈指のパワースポットと呼ばれていますが、その中でも明治神宮御苑内にある「清正井」は特に強力なパワースポットとして知られています。占いで有名なお笑い芸人がテレビで紹介したことをきっかけとして2009年(平成21年)12月下旬に突如として人が集まるようになり、「井戸の写真を携帯の待ち受けにすると運気が上がる」という噂が流れて多い時で4~5時間待ちという状況にまで加熱しました。(私も軽い気持ちで行列に並んで大変な目に遭った)

現在の清正井。井戸へ降りる階段に3人の人が並んでいる。

現在ではすっかり落ち着いており、日曜の午後でもこの程度です。

コロナウィルス感染予防ためにソーシャルディスタンスを呼びかけた案内

こんな場所にもコロナウィルスが影響していました。

本当に清正が掘ったのか?

丸い枠の中に透き通った水が湧き続ける清正井

清正井は毎分約60リットルの水が湧き続けており、水温は1年を通じて15度前後と一定しています。(手をつけてみるとかなり冷たく感じた)

明治神宮御苑は江戸時代初めに加藤家の別邸があり、清正の子である忠弘が住んでいたといいます。加藤家の血筋が絶えると1640年より井伊家の下屋敷となり、明治になって政府に買い上げられていました。

通常の井戸は地面に対して垂直に掘るのに対し、清正井は地面に対して水平に掘るという江戸時代としては極めて高度な技術が用いられています。この地に清正が実際に住んでいたかどうかは不明ですが、「これができるのは『土木の神様』と呼ばれた加藤清正しかいない」ということでこのような名前になったようです。

百年かけて完成させた「永遠の杜」

明治神宮は1920年(大正9年)11月1日に創建された明治天皇と昭憲皇太后を祀る神社です。明治天皇が崩御すると京都の伏見桃山陵に葬られますが、東京に神宮を建設する運動が東京市民の間で発生し、大正4年に代々木御料地に明治神宮を創建することが決定しました。

百年前の代々木

もともと作物の育ちにくい荒れ地だった場所であり、約百年後に人間による手入れの不要な「永遠の杜」が完成することを目指し、全国から献木された約10万本を計画的に植えました。(杉林にせよという時の宰相 大隈重信の横やりもものともしなかったといいます)

貴重な緑地

2019年時点の樹木数は約3万6000本に減っていますが、残った木が巨木化して都心部の貴重な緑地となっており、人工林が自然林化した事例として注目を集めています。

森に戻した参道の落ち葉

現在でも参道の落ち葉を森に戻す以外に人為的な手は一切加えていません。

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