北鎌倉の明月院では基本的に書置きの御朱印を頂けます。「アジサイ寺」として有名な寺院で、静かな環境に恵まれた境内には数多くの見どころがあります。
御朱印以外にもいろいろやっています
御朱印は基本的に書置き
御朱印所

明月院の御朱印は本堂向かって右手の庫裡で頂けます。

明月院の御朱印は基本的に書置きで、納経した人のみ御朱印帳に直書きしてもらえます。「コロナ禍が過ぎ去って直書きが完全復活!」とはいきませんでした。
受付時間 9:00~16:00
志納金 200円~500円
御朱印

「聖観世音菩薩」と記されています。
過去に頂いた御朱印

コロナ禍の真っ最中だった2020年10月21日付です。

2016年6月15日付で、この頃は直書きでした。アジサイが見頃であったことから境内は混雑しており、1時間半並んだ記憶があります。
「アジサイ寺」となるまでの歴史
明月院は1160年にこの地の武将である山内俊道の供養のために建てられた明月庵がもとになっています。14世紀末に関東菅領であった上杉憲方が密室守厳を初代住職として明月庵を寺に改め、これにより明月院が誕生します。近隣には鎌倉幕府第5代執権北条時頼の隠居先であった禅興寺があり、明月院は禅興寺の筆頭の塔頭となりました。
禅興寺は明治になって廃寺となりましたが独立した寺領をもっていた明月院は生き残り、現在まで続いています。
戦後の物不足の時代に参道を整備するための杭が足らず、手入れが楽ということで代わりに植えたアジサイが評判となりました。現在では「アジサイ寺」として有名になり、見頃になると境内は平日朝の渋谷駅のように混雑します。
アクセス
交通
横須賀線北鎌倉駅徒歩約9分
地図
北鎌倉周辺の寺社(記事は下に続きます)
静かで美しい境内の見どころを徹底紹介
アジサイの時期になると境内はとてつもなく混雑するため、あえて時期をずらしてお参りしました。そのため静かで美しい境内を落ち着いて散策することができました。
境内案内図

寺号標

横須賀線の踏切の近くにあります。アジサイの時期にはここにガードマンが立つほどの人出となります。
正門

北条時頼廟所・墓所
鎌倉幕府第5代執権の北条時頼は北条氏嫡家による独裁体制を確立させ、1253年(建長5年)にわが国初の本格的禅道場である建長寺を創建しました。


明月院の境内には時頼を祀る廟所(上)と墓所(下)が残されています。
竹林


竹寺とまで呼ばれる報国寺に比べれば規模も知名度も全く違いますが、私は明月院の竹林は鎌倉でも屈指の美しさだと思っています。
表参道

両脇に植えられているのは全てアジサイです。
中門

枯山水庭園

本堂の前にあり、水を使わず石などで山水の趣を表現しています。ツツジがちょうど見頃となっていました。
本堂

中央部に本尊の聖観音菩薩坐像を祀り、向かって右手に「悟りの窓」と呼ばれる丸窓があります。

丸窓は禅宗寺院で取り入れられた建築様式です。円は大宇宙を表しており、丸窓から見える景色が禅の教えなのだそうです。アジサイや紅葉の時期にはこちらの写真を撮ろうとする人が大発生し、中門をくぐって表参道にまで達する行列ができます。

庭側から見るとこのようになっています。
開山堂

歴代住職の位牌が祀られています。
明月院やぐら
「やぐら」とは岩を削って設けられた横穴式の墓地または供養塔です。土地が少ない鎌倉では墓地などもってのほかであり、墓をつくるには岩を削るしかありませんでした。(それが出来なければ三方を囲む山の外に棄てる)

開山堂左手にある「明月院やぐら」は間口約7m・奥行き6m・高さ3mで鎌倉最大のやぐらと言われており、中央に建てられた宝篋印塔は上杉憲方のものと伝えられています。
本堂後庭園
もともとは花菖蒲と紅葉の時期にだけ特別公開されていたものですが、現在は通年で公開しているようです。

本堂向かって左手に置かれているユニセフの募金箱に300円程度募金すれば入場可能です。

土地と水に恵まれなかった鎌倉において屈指の規模を誇る庭園です。

毎年6月は花菖蒲で彩られますが、猛暑によるコガネムシの幼虫の大発生や野生動物の被害により苗が全滅してしまったといいます。今年は一から苗を植え直しているとのことで、しばらくは厳しい状況となるかもしれません。

秋になると見事な紅葉を楽しむことができます。
「明月院ブルー」と呼ばれるアジサイ

明月院の境内にはおよそ2500株のアジサイが植えられていて、「アジサイ寺」として全国に名を馳せています。

明月院のアジサイは日本古来の「姫アジサイ」で、濃い青色が特色となっています。

見頃になると境内はとてつもなく混雑します。
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